子どもの中学受験に向けて塾選びをしていると
「何を基準に塾を選べばいいの?」
「塾を選ぶときのポイントって何?」
「塾選びに失敗したくない!」
と、お悩みの方もいるでしょう。
そこで今回、中学受験の塾選びで重要な確認ポイントを9つにまとめて解説します。
塾選びの悩みが軽減し、あなたのお子さまに適した塾選びのヒントになるため必見です。
中学受験の塾選びに失敗しないためのチェックポイント9つ
中学受験の塾選びに失敗しないためにチェックするポイントは次の9つになります。
- 塾の指導形式
- カリキュラムの内容
- 合格実績
- 講師の質
- 宿題の量
- 年間でかかる費用
- 通塾のしやすさ
- 体験授業を受けた子ども本人の反応
- 塾のサポート内容
①塾の指導形式
塾の指導形式は大きく分けて『個別指導』と『集団』があります。
それぞれメリットが異なるため、あなたのお子さまに向いている指導形式を選びましょう。
【個別指導塾】
《特徴》
- 先生1人に対し生徒は1~3人ほどで学習
- 生徒一人ひとりに合わせて作られたカリキュラムで学習
- 授業の曜日や時間の相談がしやすい
《メリット》
- 生徒のペースに合わせて学べる
- 授業の回数や時間など生徒側で決められる
- 気軽に質問できる
- 受験のスタートが遅くなった生徒にも対応可能
《デメリット》
- 集団塾と比べると料金が高い
- 身近にライバルとなる子どもたちが少なく、モチベーションが上がらない
- 他の受験生の状況が分かりづらい
- 講師により指導力に差がある
【集団塾】
《特徴》
- 先生1人に対し生徒は10~20人ほどで講義形式
- 受験に合わせた年間カリキュラムに沿って効率的に学習
- 授業時間が全て決まっている
《メリット》
- 同じクラスで勉強に励む子どもたちから刺激を受けられる
- プロの講師による指導が受けられる
- 入試情報が豊富
- 個別指導塾と比べると料金が安い
《デメリット》
- 自分に合ったペースで学べない
- 気軽に質問ができない
- 授業時間が全て決まっているため、他の習い事との両立が大変
- 講師との相性が悪くても簡単に変更できない
②カリキュラムの内容
塾のカリキュラムが志望校のレベルに合っているか確認しましょう。
塾によって、
- 復習に重点をおいている
- 予習に重点をおいている
- 標準的な成績の子を基準にしている
など、カリキュラムの内容に違いがあります。
また、使用する教材も塾によって異なるため、志望校に適したレベルか確認が必要です。
③合格実績
塾の合格実績を確認するときは、合格者数を見るのではなく志望校に対する合格率をみましょう。
在席者が多い塾と少ない塾では、受験人数に差がでるため、合格者数では比較が難しくなります。
合格者数ではなく、合格率をみることによって合格割合で比較ができるため判断しやすいでしょう。
④講師の質
講師の質が生徒のやる気やモチベーションに影響し、成績にも関係してきます。
実績や指導力だけでなく、講師のキャラクターやあなたのお子さまとの相性も確認しましょう。
講師の質の判断材料として、次の方法で情報を集められます。
- ネットで検索して口コミをみる
- 実際に塾に話を聞きに行ったときの対応をみる
- 在席している生徒への対応をみる
- 通塾している知り合いなどから情報をもらう
⑤宿題の量
塾によって出される宿題の量にも差があり、
例えば
- 一律で同じ量の宿題を出す塾
- クラスのレベルに合わせて宿題を出す塾
など、その塾によって難易度が変わります。
学校と塾の宿題が負担になり、精神的に追い込まれて中学受験のモチベーションが下がるきっかけにならないよう注意が必要です。
あなたのお子さまがこなせる量の宿題なのか、入塾前に把握しておきましょう。
⑥年間でかかる費用
塾では、授業料だけでなく教材費や模試、季節講習、オプション講座などいろいろと費用がかかる内容が多くあります。
塾の指導形式やお子さまの学年などで差がでるため、検討している塾が年間でいくら費用がかかるのか確認しましょう。
また、塾に通うためにバスや電車を使う場合は交通費も計算しておくと安心です。
⑦通塾のしやすさ
小学生のお子さまが一人で通塾する場合、塾までの道のりが安全か、治安は悪くないか、通塾時間は適切か確認しましょう。
塾までの道のりや治安を確認するときは、実際に通塾する時間帯がベストです。
通塾時間は、お子さまの負担を考慮して30分以内が理想と言われています。
遠すぎると塾に行くまでに疲れてしまい、集中力の低下がみられ学習効率が下がるなど良い影響はありません。
通塾のしやすさも継続して塾に通うために必要な項目になります。
⑧体験授業を受けた子どもの反応
お子さまが実際に授業を受け、塾の雰囲気や授業のスピードなどを体験することで、その塾との相性がわかります。
検討している塾で体験授業を実施しているときは、必ず利用しましょう。
入塾後に希望している科目やコースと同じものを受けるのがおすすめです。
小学生のお子さまは、体験した内容を上手く言葉で表現できず「なんか嫌だった。」など理由がはっきりしない場合もあります。
ただ、直感的になにかを感じているのは確かなため、その直感を判断材料にふくめるのもお子さまと塾の相性をみるのに大事な要素です。
⑨塾のサポート内容
塾では中学受験に対する授業以外にも、いろいろなサポートをしてくれます。
お子さまに対するサポートの一例としては次のようなものがあります。
- モチベーションの維持など精神的なフォロー
- 授業がない日でも利用できる実習室の完備
- アプリで塾の先生に質問できるサービス
また、保護者に対してのサポートもあり、内容としては次のようなものになります。
- 志望校に関する情報の提供
- 受験対策のポイントやノウハウの提供
- 不安や疑問の解消
定期的な保護者会や面談があり、困った時にすぐ相談できる塾だと中学受験への不安が軽減できるでしょう。
塾選びで見落としがちな3つの失敗ポイント
塾を選ぶ時の見落としがちな失敗ポイントは次の3つです。
- 塾について調べずに安易な理由で決めてしまう
- 保護者の負担が多い
- 子ども本人の負担が多い
①塾について調べずに安易な理由で決めてしまう
下調べせずに、安易な理由で塾を決めてしまうと、お子さまと相性が合わず失敗してしまう可能性が高くなります。
例えば
- 家から近い
- 料金が安い
- ママ友にすすめられた
- 有名なプロ講師がいる
- 合格実績が高い
など、ひとつひとつみれば魅力的な内容ですが、そのひとつだけの理由で塾を選ぶのは危険です。
子どもとの相性をみながら、総合的な判断が大切になります。
②保護者の負担が多い
塾によって保護者の負担の量も違うため、どの程度サポートが必要になるか確認しましょう。
保護者のサポートは不可欠ですが、あまりに負担が多いと日常生活に支障がでてしまい塾を続けるのが難しくなります。
保護者のサポート内容の一例としては、次の通りです。
- 塾の送迎
- 学校と塾の宿題チェック
- 模試の手続き
- 必要時のお弁当準備
- 志望校の情報収集
- 学校見学や説明会への参加
- 入試要項の取り寄せ、出願
特に共働きのご両親の場合、ご自分の仕事とお子さまのサポートで負担が多くなってしまいます。
お子さまと相談しながら、ご両親がどの程度サポートできるのか、お子さま自身でどこまで対応できるのか見極めていきましょう。
③子どもの負担が多い
お子さまの負担が多すぎると、モチベーションの低下を引き起こして、中学受験をあきらめる結果に繋がる可能性があります。
毎日の学校生活にくわえて、塾と宿題をこなさなければいけません。
そこにプラスして他の習い事をしているお子さまもいるでしょう。両立が可能な範囲なのか見極めが必要です。
授業の回数やクラスのレベル、宿題の量などを確認し、精神的にも肉体的にもお子さまに負担がかかりすぎないか判断しましょう。
中学受験に向けて塾に通う3つのメリット
中学受験に向けて塾に通う3つのメリットは次の通りです。
- 志望校に合わせた受験対策ができる
- 志望校の受験情報やノウハウを教えてもらえる
- 受験に対するモチベーションの管理や学習習慣が身につく
①志望校に合わせた受験対策ができる
志望校が私立校か公立中高一貫校かによって試験問題の傾向が違うため、塾に通うことで志望校に合わせた受験対策ができます。
- 私立校:4教科を中心とした学力テスト
- 公立中高一貫校:知識をつかって自分の考えを答える適性検査
志望校に合わせたカリキュラムが組まれるため、最適な受験対策ができます。
②志望校の受験情報やノウハウを教えてもらえる
塾には今までの中学受験に対する実績があり、その実績や経験から志望校の受験に関する情報やノウハウを教えてもらえます。
一から情報を集めて個人で中学受験に挑むより成功率が上がるでしょう。
また、入試要項の取り寄せや出願方法など、受験に必要な事務作業の分からない部分も質問ができるため、調べる手間が減ります。
相談できる場所があるだけでも、あなたやお子さまにとって安心材料になるでしょう。
③受験に対するモチベーションの管理や学習習慣が身につく
他に中学受験をする子が身近にいるため、いい刺激を受けてモチベーションの維持に繋がります。
講師からも精神面のフォローを受けられ、試験当日もベストな状態に整えてくれるでしょう。
また、塾に通うと学習習慣が身につき、勉強が苦にならず、集中力が向上します。
中学受験で塾に通い始めるタイミングは小学3年生の2月がベスト
中学受験を考えている場合、多くは小学4年生から塾に通い始め受験の準備をはじめます。
そのため、塾に慣れる期間もふくめ、小学3年生の2月からカリキュラムをスタートさせる塾が多い傾向です。
学年ごとのカリキュラムとしては以下のような流れになります。
小学4年生
- 学習習慣を身につける
- 学習の基礎をかためる
- 5・6年生の学習内容を先取りして学ぶ
小学5年生
- 少しずつ中学受験に対する学習がはじまる
小学6年生
- 応用問題
- 志望校に合わせた受験対策
5・6年生から中学受験に向けて入塾する場合は、カリキュラムの途中からになるため、お子さまの負担が大きくなります。
他の子が勉強した内容に取り組みながら進行しているカリキュラムに付いていくため、しっかりとした学習管理が必要です。
その場合、集団塾より個別指導塾や家庭教師を利用し、お子さまの状態に合わせた対策をとりましょう。
まとめ:中学受験の塾選びは9つのポイントをチェックして失敗を防ごう
中学受験の塾選びは、ポイントをしぼって総合的にあなたのお子さまに合うか判断することで失敗を防げます。
中学受験までの限りある時間を効率的に活用するため、お子さまと相性が良く信頼できる塾選びが大事です。
お子さまの思い描く将来に近づけるよう、中学受験の合格をサポートしてくれる塾選びの参考にしてみてください。
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