中学受験では、数学や国語の勉強に時間をかけてしまうことが多く、社会は後回しにされやすい科目です。
しかし、社会は暗記がメインになる科目で覚えてさえいれば、点数につながる得点源になりやすい科目です。
さらに、近年では高校・大学入試に備えて思考力や判断力を問われる問題も増えてきているため、受験の直前だけで対応できる科目はなくなってきています。
今回は社会の効率的な勉強方法を、歴史・地理・公民それぞれの分野ごとで解説していくため、ぜひ最後までご覧ください。
中学受験社会の特徴
中学受験における社会の特徴は3つあります。
- 社会は生活に役立つ科目
- 苦手科目のカバーにつなげられる
- 中学受験の社会は暗記だけでは解けない
これらについて解説していきます。
社会は生活に役立つ科目
社会で学習する内容の多くは、日常生活に関連していることが多いです。
例えば、食べ物の産地を知るためだったり、旅行先の名所や地図を見てルートや向かう方法を考えるために必要な知識となります。
このように日常生活につながるのが社会の特徴です。
自分の周りの環境や出来事に興味を持つことが、社会を学ぶ意欲につながります。
苦手科目のカバーにつなげられる
社会の問題の多くは、覚えていれば回答が書ける暗記問題を中心に構成されています。
勉強して覚えた情報が多ければ多いほど点数を取ることができる科目と言えます。
算数や国語は苦手な問題が出てきたり、途中でつまづいてしまったり、本番で自身の力を十分に発揮できず、点数が取りきれない場合もあるでしょう。
しかし、社会は覚えていればある程度の点数を取ることができるため、全く点数が取れないということは少ない科目です。
そのため、社会である程度の点数を取ることで、他の科目の失点をカバーすることができます。
中学受験の社会は暗記だけでは解けない
近年では高校・大学入試の高度化に合わせて、中学受験でも応用問題や思考力を試す問題が出題されます。
また、グラフや表から情報を読み取る問題や記述式の問題の割合も増えてきているため、暗記だけでは高得点を狙うことはできません。
そのため、社会の勉強もある程度の期間を設けて、しっかり対策をしていく必要があります。
社会の暗記を効率的に行う方法
社会は覚えるべき内容が多いため、苦手意識が生まれやすい科目です。
しかし情報を断片的ではなく、連続的に流れで覚えることができればそこまで難しい科目ではありません。
社会の暗記を効率的に行うポイントを3つ紹介します。
- 視覚的なコンテンツを使用する
- 語呂合わせやストーリー法を活用する
- インプット・アウトプットを繰り返す
これら3つのポイントを押さえることができれば、社会に対する苦手意識を軽減でき、点数アップにもつながることでしょう。
視覚的なコンテンツを使用する
社会には、偉人や出来事に関連したマンガ・小説やドラマ、ゲームなど、教科書や問題集以外にも様々なコンテンツがあります。
勉強に苦手意識がある子どもでも、マンガやゲームであれば楽しく学ぶことができます。
学校や市区町村の図書館などでも置いていることが多いため、もし勉強でつまづいている場合はこういったコンテンツを利用してみましょう。
語呂合わせやストーリー法を活用する
日本史では、年号と出来事を問う問題や起こった順に並べ替える問題が出題されることがあります。
そういった場合に、少しでも覚えやすくするために自分が分かりやすい語呂合わせを活用したり、起こった出来事を流れで覚えたりなどの方法が効率的です。
断片的に暗記していても、テストで問われた問題に知識を活用できなければ、点数につなげることができません。
出来事を流れで覚えていれば、ひとつのことを思い出したときに、関連した内容を一緒に思い出すこともできます。
社会の中でも、特に歴史はこれらの方法を使って効率的に学習を進めましょう。
インプット・アウトプットを繰り返す
社会で点数を取るために1番必要なことは、情報のインプットと問題やテストを解くアウトプットを繰り返すことです。
情報のインプットだけでは「覚えた気になっているだけ」で、実際に問題を解こうとしたときには身についていない場合があります。
覚えたことはなるべく早い段階で問題やテストを解き、定着度合いを確認しましょう。
最初から広範囲を学習しようとすると、「覚えた気になっている」という状況が起こりやすいです。
実際に問題を解こうとすると、いろんな内容が頭の中で混ざり、正しい回答が出てこなくなります。
範囲を狭めて確実なインプット・アウトプットができるようになってから次の範囲の学習を進めて、少し期間を開けて再度テストで振り返るを繰り返しましょう。
そして、間違えた問題や理解があやふやな問題を抽出し、繰り返し学習をすることで、確実な知識として定着させていくことで点数を稼ぎましょう。
歴史の勉強方法
歴史の勉強を行うときに押さえるポイントを2つ紹介します。
- 人物や出来事の流れを把握する
- 日本史を中心に覚えていく
これらについて解説していきます。
人物や出来事の流れを把握する
歴史を勉強する上で必要なことは、登場人物とその人物に関連した出来事を流れで覚えることです。
ひとつひとつの情報を断片的にインプットしても定着しにくく、点数にはつながりません。
歴史の問題では複数の事象を起こった順に並べ替える問題も多くあります。
こういった問題で点数を取るためには、起こった事象の背景を理解する必要があります。
そのため、歴史の勉強では出来事の流れ・因果関係を重点的に押さえることが大切です。
日本史を中心に覚えていく
歴史は旧石器時代〜現代まで幅広く出題されます。
範囲が広いため、歴史は日本史を中心に学習を進めていきましょう。
世界史は、日本史を学習する中で出てくる貿易や戦争の相手国を覚えておくようにします。
社会は歴史以外にも地理・公民の分野があり、そもそも受験は他にも科目があるため、全てを網羅することは困難です。
そのため歴史の学習においては、まず日本を中心にして範囲を絞って学習を進めて行きましょう。
地理の勉強方法
地理の勉強を行うときに押さえるべきポイントを2つ紹介します。
- 都道府県の配置・県庁所在地を覚える
- 気候・地形・産業は流れで覚える
これらについて解説していきます。
都道府県の配置・県庁所在地を覚える
都道府県に関連した情報はよくいる場所に地図を貼るなどして、日常的に情報が入ってくるようにしましょう。
各都道府県の位置関係や県庁所在地を結び合わせて覚えることが大切です。
インプットができたら、白地図を用いて自分が覚えた情報に誤りがないかアウトプットします。
この工程を行うことで曖昧な部分を洗い出せるため、自分の苦手なところに気づけます。
気候・地形・産業は流れで覚える
都道府県の位置関係を覚えたら、その周辺にある環境に目を向けてみましょう。
特産品や産業は、それぞれの地域の特性を生かして行われているものが多くあります。
それらの情報を関連づけることができれば様々な情報を流れで覚えることができ、記述式の問題にも対応できます。
このように、すでに覚えた内容に紐づけていくことで勉強の効率化につながるのです。
公民の勉強方法
公民の勉強方法で押さえておくべきポイントは2つです。
- 教科書をよく読む
- 日頃からニュースや新聞に触れる機会を作る
これらについて解説していきます。
教科書をよく読む
教科書には直近の日本・世界の情勢について多くの情報が記載されています。
そのため、教科書の内容を覚えることはそのまま受験勉強に直結すると言っても過言ではないでしょう。
ただし、その年で新たに変わったことや世界で起きた事象に関しての記載はないため、教科書だけでは高得点を狙うことはできません。
教科書の情報は頭に入れつつ、他の教材や日常の中で常にアップデートしていくことも大切です。
日頃からニュースや新聞に触れる機会を作る
ニュースや新聞には、日本・世界の情勢に関する情報が溢れています。
日常の中で、そういった情報に触れる機会を多く設けることで、記憶に残りやすくなります。
興味が沸いたものは進んで覚えようとするため、情報に触れる機会を増やしましょう。
もし、ニュースや新聞に苦手意識がある場合は、情報バラエティー番組などで楽しく視聴できるものを取り入れてみるのがおすすめです。
社会の受験勉強を始めるタイミングは?
社会の受験勉強を始めるタイミングは、早ければ早いほど良いです。
小学校では、5年生になると地理の学習が始まり、6年生で歴史・公民を学びます。
そのため、中学受験を考えている場合は、先取り学習をしていることが前提です。
社会は基本的に暗記して問題を解くことを繰り返すことで、学習を定着させる科目のため、早く取り掛かることがメリットにもなります。
先取り学習していれば、学校で学習をするタイミングでは「復習」として知識の定着度合いを確認できます。
さらに、学習の取り掛かりが早いほど、学習期間が長くなり吸収できる情報量も増えるため、可能であれば小学4年生ごろから開始しましょう。
まとめ:中学受験では社会を効率的に勉強して点数アップにつなげよう!
社会は暗記する内容が多く、子どもが苦手意識を持ちやすい科目です。
しかし、ポイントを押さえて学習することができれば、確実に点数を稼ぐことができ、受験本番で大コケする確率を下げられます。
また社会は日常生活を送る上で、切り離せない内容・身近に触れやすい内容が多くあります。
社会を効率的に勉強することで、受験を乗り切りましょう!
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