小学3年生になると、勉強の内容が大きく変わり、家庭学習の重要性も増してきます。
保護者としては、どのように家庭学習をサポートすればよいのか、悩む方も多いのではないでしょうか。
小学3年生は、国語や算数では、文章問題や図形問題が増え、新たな科目として理科や社会、英語の勉強が始まります。
また、学力差が顕著に表れ始める時期でもあります。
保護者が適切なサポートをすることで、子どもの学力向上につなげられるのです。
本記事では、小学3年生の勉強でつまずきやすいポイントや、保護者ができるサポート方法について解説します。
子どもの学力に関心が高い方は、ぜひご覧になってください。
小学3年生は勉強が難しくなる時期
小学3年生になると、勉強の内容が大きく変わります。そのため、勉強でつまずきやすい時期と言えます。
子どもがつまずいてしまったとき、しっかりとサポートすることが大切です。
適切なサポートを行えば、子どもが学習を継続し、学力を伸ばしていくことができます。
国語や算数の授業レベルが上がる
国語は覚える漢字の量が増えるだけでなく、書き方や読み方が難しい漢字が増えます。
小学3年生から国語辞典の使用により、言葉や語彙が増え読書量も増加。
漢字や句読点のルールが複雑になり、他にもローマ字や文章といった新しい勉強が始まります。
算数では文章問題や図形問題が増え、掛け算や割り算、分数などを使った計算が始まります。
これまでに学習してきた足し算や引き算が正確に計算できることに加えて、九九をしっかりと理解していることが重要です。
理科・社会・英語などの科目が始まる
小学3年生から、理科・社会・英語の科目が本格的に始まります。
国語や算数と違い基礎的な勉強となりますが、教科書を読む量が増えたり、英単語や地図記号などを暗記する量が増えます。
国語や算数とは異なり、具体的な事実や知識を学ぶことが中心です。
そのため、子どもが興味や関心を持って学習に取り組むことが重要です。
子どもと一緒に図鑑やニュースを見たり、英語のアニメーションなどを見たりと、興味や関心を持ってもらえるようにサポートしましょう。
教科別のつまづきポイントと対策
小学生の勉強は、教科によってつまずきやすいポイントが異なります。
下記に科目別につまづきやすいポイントとその対策方法を紹介します。
国語
国語では、200文字以上の漢字を勉強したり、文章読解の勉強を始めます。
また作文では、自分の気持ちを話したり書くことが増えます。
漢字を覚えるには、単に繰り返し読み書きをするだけでなく、漢字の意味を理解することが重要です。
さらに読書時間を確保し、文章力や語彙を増やす努力をしましょう。
国語の勉強方法として、教科書を音読することがおすすめです。
音読により、文節や語句の区切りを意識しながら文章の流れを理解でき、読解力の向上につながります。
音読は漢字の勉強にも効果的です。
親が定期的に覚えている漢字をチェックすることで、子供のモチベーションを高められます。
算数
算数の基本的な知識や概念を理解していないと、応用問題や高度な問題を解くことが難しくなる時期です。
そのため、まずは基礎的な知識や概念を丁寧に理解することから始めましょう。
基本的な知識を理解するには教科書や問題集を繰り返し読むだけでなく、実際に手を動かして概念を体感することが重要です。
解答を暗記するのではなく、なぜその解き方になるのかを自分で考えながら問題を解くことが理解を深めるコツです。
理科
理科は、日常生活で子どもが日常生活の中で体験したことや、興味を持っていることに関連する分野です。
したがって、いろいろなことに興味を持つ子どもは、比較的理解しやすい傾向にあります。
教科書や問題集を繰り返し読み込むことはもちろん、実験や観察など、実際に体験しながら学ぶことも効果的です。
体験しながら理解することで、身に付きやすくなります。
社会
社会は、地理や歴史、政治などを学び、社会認識を形成するために受ける教科です。
人間社会において重要な教科ですが、興味や関心が持てないと勉強を継続するのが難しくなります。
そのため、社会の学習の中で、子どもが興味や関心を持つ分野を見つけてあげることが大切です。
さらに学ぶ意義や面白みを伝えたり、社会に関するニュースやドキュメンタリーなどを子どもと一緒に視聴したりすると効果的でしょう。
英語
英語は、アルファベットや英単語、文法が日本語とは異なる言語体系を持つため、つまずきやすい科目です。
英語の語彙力を増やすためには、単語帳や辞書を活用したり、英語の音声を繰り返し聞いたりして発音を練習することが大切です。
また、英語の文字と音声の対応を示す表や勉強アプリなどを活用することで効果的に学習することができます。
小学3年生の家庭学習の向き合い方
小学3年生の家庭学習は、子どもの学習習慣を身につけるための重要な時期です。
保護者が適切なサポートをすることで、子どもが楽しく学び、学力向上につなげることができるでしょう。
- 得意科目をつくる
- 子どもの自主性を伸ばす
- 勉強する習慣の強化を促す
上記は、子どもの興味関心を持たせ自主性を伸ばしながら、自宅でのサポート方法です。
下記の項目より、詳しく解説していきます。
得意科目をつくる
得意科目があると、子どもは自信がつき、勉強に対する意欲が高まります。
得意科目で成果を出せることで、他の科目にも意欲的に取り組もうとするようになります。
「苦手科目も得意科目のようにできるようにしたい」という気持ちが高まりやすくなるのです。
また、得意科目で学習のやり方を身につけることで、苦手科目の学習にも活かせるでしょう。
得意科目があることで自己肯定感が高まり、進んで勉強するだけでなく、色々なことに興味を持ち始めることにもつながります。
子どもの自主性を伸ばす
子どもが自分で勉強の計画や学習の目標を立てることで、勉強に対する意欲が高まります。
また、自分で考えて行動することで、達成感や自信を得ることができ、勉強に対するモチベーションを維持しやすくなります。
子どもが自分の興味や関心に合わせて学習内容や学習方法を選ぶことで、学習効率がアップします。
また、自分で考えて学習することで、理解が深まり、定着しやすくなります。
勉強を通して、子どもは自分で考え、行動する力を身につけることができます。
これは、勉強以外の場面でも役立つ力であり、子どもの成長にとって重要です。
勉強する習慣の強化を促す
子どもが自分の興味や関心に合わせて学習内容や学習方法を選ぶことで、学習効率がアップします。
また、自分で考えて学習することで、理解が深まり、定着しやすくなります。
たとえば最初から長時間勉強しようとすると、すぐに挫折してしまう可能性があります。
まずは、短い時間でも毎日勉強する習慣をつけることを目標にしましょう。
そして、子どもが勉強で成果を出せたら、しっかりと褒めてあげましょう。
保護者ができるサポート方法
保護者が子どもの学習をサポートすることで、子どもの学習意欲の向上や学力向上につながります。
下記に子どもと向き合いながらサポートする方法を紹介します。
- 集中できる環境をつく
- 子どもの行動を褒める
- できたことを一緒に喜ぶ
授業の内容や宿題に一緒に取り組んで、子どもの学習状況を把握し、子どもが楽しく学べるよう、適切なサポートをしましょう。
集中できる環境をつくる
子どもの勉強をサポートする上で大切なことのひとつは、集中できる環境を整えることです。
集中できる環境を整えることで、子どもはより効率的に学習を進めることができ、学習効果も高まります。
集中できる環境を整えるためには、以下のことに注意しましょう。
- 明るく、静かで清潔な場所で勉強する
- 勉強スペースを作る
- 勉強中は、スマートフォンやゲームが目に入らない場所に片づける
- 音を遮断したり、音楽をかけて勉強する
このように工夫しながら自分に合った環境で学習することで、効率よく学べるようになります。
子どもの行動を褒める
子どもの行動を褒めることは、子どもの成長や学習を促すためにとても大切です。
褒められることで子どもは自分の行動が認められたと感じ、自信がつきます。
子どもを褒める時には、子どもの目線に立ちながら具体的に褒めてあげましょう。
たとえば「苦手な科目も諦めずに勉強しようとがんばったね」といった形で、子どもの状況や行動に合わせた声掛けをします。
子どもにとっても理解してくれる人がいることで、勉強へのモチベーションにつながるでしょう。
できたことを一緒に喜ぶ
子どもが何かを成し遂げたとき、保護者が一緒に喜んであげることは、子どもの成長や自己肯定感を育むためにとても大切なことです。
普段から何気ないことでも一緒に共感する関係性であれば、スムーズに一緒に喜べるようになります。
子どもは一緒になって喜んでもらえると、「勉強ができるようになることは嬉しいこと」という認識が生まれます。
成功体験に喜びという感情が伴うことで、より嬉しく感じて自主的に勉強へ取り組んでいく動機づけとなるのです。
子どもがつまずいた時の対策
どんな子どもでも必ず勉強につまづく時があります。
そんな時は、下記の対策方法を取り入れましょう。
- つまづいた部分を一緒に確認する
- 簡単な問題や得意な教科から勉強する
- 気分転換を取り入れる
続いて、子どもが勉強につまずいた時の対策方法について解説します。
つまづいた部分を一緒に確認する
子どもが勉強でつまずいたとき、一緒にその部分を確認してみましょう。
子どもが自分でつまずいた部分を理解できていないときは、保護者と一緒に確認することで、理解を深めることができます。
一緒に確認する上で大切なことは、子どもがなぜその問題でつまずいているのか、子どもの視点で考えることです。
子どもが理解できていない部分を、子どもの言葉で理解できるようにしましょう。
つまずいたとき、子どもは自信を失っているかもしれません。
子どものやる気を引き出すために、頑張りを褒めてあげたり、一緒に問題を解いたりして、勉強を楽しめるようにしましょう。
簡単な問題や得意な教科から勉強する
最初から苦手な科目や難しい問題に取り組むと、挫折してしまう可能性があります。
そのため、簡単な問題から始めることで、子どもの自信をつけ、勉強への意欲を高めることができます。
また、得意な教科から始めることで、子どものやる気を引き出すことができます。
子どもが得意な教科で成功体験を積むことで、勉強に対する自信がつき、つまずいた教科にも取り組もうとするようになるでしょう。
気分転換を取り入れる
子どもが勉強でつまづいたときは、気分転換を取り入れましょう。
子どもが長時間勉強をしていると、集中力が途切れて、つまずいた部分がわからなくなってしまうことがあります。
そのため、気分転換を取り入れることで、子どもの集中力を回復させ、つまずいた部分を理解しやすくなります。
ただし長時間気分転換を続けると、逆に集中力が低下してしまう可能性があるので、短時間で済ませるようにしましょう。
小学3年生の勉強をサポートして学力を伸ばしましょう
小学3年生は、勉強の内容が大きく変わり、学力差が顕著に表れ始める時期です。
保護者が学校の勉強内容や子どもの学力を理解し、適切なサポートをしてあげることで、子どもの勉強嫌いを克服し、学力向上につなげることができます。
子どもが勉強でつまずいてしまったときは、子どもの気持ちに寄り添い、励ましてあげましょう。
小学3年生の子どもを持つ親御さんは、本記事を参考に子どもに合った勉強のサポート方法を見つけて、子どもの勉強をサポートしましょう。
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