小学生の勉強用タブレット教材おすすめ3選!デメリットも解説

近年教育現場ではICT教育に力を入れており、パソコンやタブレットを導入している学校も数多くあります。

しかし、

「タブレットの学習は紙の勉強と何が違うの?」

「タブレット学習のメリットや選ぶポイントは何?」

とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

本記事ではタブレット学習の基礎知識やメリット・デメリット、タブレット教材を選ぶ上でのポイント、おすすめのタブレット教材について解説します。

タブレットと紙の違い

勉強といえば、紙とペンを使うものを想像するかと思います。

しかし、最近では学校でも利用されるほどタブレットを使った勉強は一般的な勉強方法として普及しています。

まずはタブレットと紙での勉強の主な違いである、

  • 勉強へのハードル
  • 分かりやすさ
  • 書きやすさ

の3つの点に関して解説します。

勉強へのハードル

勉強を苦手に感じている小学生にとって、椅子に座って机に向かうスタイルの勉強を長時間続けることは困難です。

紙での勉強には「ページをめくる」「片手で鉛筆を持ち、もう片方の手で紙を押さえて字を書く」「間違えたら消しゴムで字を消す」など、さまざまな作業が発生します。

そのため、子どもが面倒だと感じてしまうのです。

しかし、タブレットであれば「画面を見る」「画面に触る」の2ステップになるため、作業が単純になります。

そのため、長時間でも集中して勉強を続けられる点がメリットです。

また、タブレットにはアニメーションや音声を利用した教材もあるので、字を読むだけの紙の教材とは違い、遊び感覚で意欲的に勉強することができます。

タブレット学習は「タブレット1台」を用意すれば良いので勉強へのハードルが低くなりやすいことも魅力の1つです。

これらのことから、タブレットを使うことで勉強へのハードルを下げられます。

分かりやすさ

タブレット学習では、アニメーションや音声付きで勉強できるため、紙での勉強に比べて視覚的なイメージを持ちやすくなります。

テキストのみでは理解しにくい内容でも、動画や音声があれば感覚的に理解することができます。

また、問題の正答率などから、その人の苦手な分野を把握でき、苦手な分野に絞って難易度を調整したり、解説してくれたりする機能もあります。

このように、双方向的な学習方法を取り入れることで、その人にあった学習方法をとることができ、勉強がより分かりやすくなります。

書きやすさ

実際に字を書くという点では、タブレットより紙の方が優れています。

タブレットでは、筆圧の調整が必要ありません。

一方、紙では手や腕にどのくらいの力を入れればうまく書くことが出来るか、経験を積んで自分の思うような字を書くことができます。

したがって、きれいな字を書く練習がしたいときには、タブレットよりも紙のほうが向いているといえます。

ただし、鉛筆で書いた字を消しゴムで消す場合には、うまく紙が抑えられていないとノートにシワが入ったり破れてしまったりして、字が書きにくくなることがあります。

それに対してタブレットは、書いた字を消す場合にはこのような不便さはなく、書いたり消したりを繰り替える勉強ではタブレットの方が書きやすくなります。

これらのことから、タブレットも紙も勉強内容によって、書きやすいものも書きにくいものもあると言えます。

小学生がタブレットで勉強するメリット

小学生がタブレット教材を使って勉強することで、以下のようなメリットがあります。

  • 勉強が苦手な子でも楽しく学べる
  • 教材を減らすことができる
  • 保護者が学習状況を確認できる

ここからは、これらのメリットについて解説します。

メリット1:勉強が苦手な子でも楽しく学べる

タブレット教材を利用することで、勉強が苦手な子でも楽しく学べます

タブレットを操作することで、ゲームを進めるように学習できるため、「強制的にやらされている」という感覚がなく、意欲的に学習できるというメリットがあります。

特に、映像や音声を活用する教材であれば、紙で勉強するよりも視覚的にも理解しやすく楽しんで学びが深められるため、机に座ってじっとしているのが苦手な子でも効率的に学習することが可能です。

メリット2:タブレット1つで学習できる

タブレットで勉強することで、教材を減らせるというメリットがあります。

小学生になると、国語・算数・理科・社会・英語をはじめとして、さまざまな教科の勉強が必要になります。

教材を紙で持ち歩く場合には、「筆記用具」に加えて、それぞれの教科の「教科書」と「ノート」が必要となります。

それらをすべて持ち歩くとなると、かなりの重量になり、運ぶのに苦労します。

一方、タブレットには多くのデータを入れられるので、1つの端末でさまざまな学習範囲や教科に対応可能です。

タブレット1つでどこでも勉強を始められます。

メリット3:保護者が学習状況や理解度を確認できる

タブレットの勉強でオンラインに接続された状態であれば、他の人でも進捗状況を確認できるというメリットがあります。

保護者が学習状況を確認することで、親から子どもに指導したり、積極的に勉強していることを褒めてあげたりできます。

子どもが「親から見られている」という意識で、ほどよいプレッシャーを感じつつ勉強を進められる点はメリットでしょう。

小学生がタブレットで勉強するデメリット

タブレット教材で勉強することで、以下のようなデメリットがあることにも注意しなければいけません。

  • 視力が悪くなる可能性がある
  • 姿勢が悪くなる可能性がある
  • 不要なアプリを見てしまう可能性がある

ここからは、これらのデメリットについて詳細に解説します。

デメリット1:視力が悪くなる可能性がある

タブレットなどの情報端末は、常にバックライトを直視することになるため、視力が低下してしまう可能性があると考えられています。

実際には、「視力の低下とデジタル機器の利用に関する因果関係」は、科学的には明らかにされていません。

しかしながら、暗いところで長時間ディスプレイを見つめることで目が悪くなることは昔から危惧されています。

そのため、ディスプレイを使うことで視力が悪くなる可能性があることに注意して、長時間の利用を控えることがおすすめです。

デメリット2:姿勢が悪くなる可能性がある

タブレットは、紙での学習に比べて手元の距離が近いため、姿勢が悪くなることも示唆されています。

実際、スマートフォンを長時間操作することで「ストレートネック」になる傾向が知られています。

同じように、タブレットでの学習によって姿勢が悪くなる可能性があることには注意しなければいけません。

対策として、タブレット学習を行う際の姿勢を指導し、決まった場所で綺麗な姿勢で操作できるようにサポートしてあげましょう。

デメリット3:不要なアプリや情報を得てしまう可能性がある

タブレットは、教材以外にもさまざまなアプリを導入できる場合があります。

子どもにとってタブレット端末は、ゲームや動画視聴ができる便利なデバイスであり、誘惑も多いです。

タブレットで学習していると思ったら、アニメやバラエティなどを見ている場合もあります。

そういった状況を回避するためには、タブレットで別のアプリを開いていないか確認したり、利用制限を設けたりするなどの工夫が必要です。

小学生の勉強用タブレット教材を選ぶポイント

勉強用のタブレット教材を選ぶ上で意識しておきたい2つのポイントを解説します。

ポイント1:学べる内容

小学生が勉強する教科や範囲は多岐に渡ります。

教科においては、国語・算数・理科・社会・英語・プログラミングなどさまざまです。

また、学年が変わると学習範囲も大きく変化するため、それらに合わせて教材を変更する必要があります。

タブレット教材を選ぶ際には、対応している内容をよく確認し、子どもの学習進度に合わせたものを選ぶのがポイントです。

ポイント2:価格

タブレット教材の価格は、ものによってかなり大きく異なります。

無料のものもあれば、コンテンツごとに費用が発生するものもあり、最初に選んだ教材を長期間使用することになれば、総額でかなりの開きが発生します。

また、キャンペーンやお試し期間などで安くなっているものを選べば、お得に利用できます。

小学生の勉強用タブレット教材おすすめ3選

タブレット教材は近年増えており、小学生用の教材でも選ぶのが大変なほど種類があります。

そこで、ここからは「学べる内容」と「価格」をポイントとして、小学生の勉強用タブレット教材をおすすめします。

  • 進研ゼミ小学講座
  • スタディサプリ
  • Z会

これらのおすすめタブレット教材について、概要を見ていきましょう。

おすすめ1:進研ゼミ小学講座

進研ゼミ小学講座は、赤ペン先生が有名ですが、タブレット学習においても赤ペン先生の採点が受けられます。

また、教科書に準拠しており、学校の進度に合わせて学習を進められます。

1回の学習が15分と短く、集中力が途切れることなく学習が進められることもポイントです。

動画やアニメーションも多用していたり、努力賞としてもらえるプレゼントもあったりと、子どもにとって、やる気をアップさせてくれる教材作りとなっています。

またお得なキャンペーンも多く、1か月目の受講費が1,500円割引となる場合もあります。

<進研ゼミ会費一覧>
〇小学1年生
12カ月払い 3,250円/月(2・3月) 3,490円/月(4~12月)
6カ月払い 3,610円/月(2・3月) 3,890円/月(4~6月)
毎月払い 4,020円/月

〇小学2年生
12カ月払い 3,490円/月(2・3月)  4,460円/月(4~12月)
6カ月払い 3,890円/月(2・3月) 5,000円/月(4~6月)
毎月払い 4,320円/月

〇小学3年生
12カ月払い 4,460円/月(2・3月) 4,980円/月(4~12月)
6カ月払い 5,000円/月(2・3月) 5,370円/月(4~6月)
毎月払い 5,320円/月

〇小学4年生
12カ月払い 4,980円/月(2・3月) 5,980円/月(4~12月)
6カ月払い 5,370円/月(2・3月) 6,460円/月(4~6月)
毎月払い 5,590円/月

〇小学5年生
12カ月払い 5,980円/月(2・3月) 6,370円/月(4~12月)
6カ月払い 6,460円/月(2・3月) 6,880円/月(4~6月)
毎月払い 6,710円/月

〇小学6年生
12カ月払い 6,370円/月
6カ月払い 6,880円/月
毎月払い 7,150円/月

参考:https://sho.benesse.co.jp/

おすすめ2:スタディサプリ小学講座

スタディサプリは、月額2,000円程度で利用できる安価なタブレット教材です。

学年に関係なく中学や高校範囲まで勉強を先取りできるなど、子どもの学習進度に合わせて柔軟に学習範囲を決められることで人気の教材です。

苦手克服や予習・復習のための「基礎レベル講座」と中学受験や得意分野を伸ばす目的で選ばれる「応用レベル講座」が用意されています。

ひとりひとりに合わせたレベルで学習を進められるのがメリットです。

<スタディサプリ会費一覧>
〇小学1~6年生
12ヶ月払い 1,815円/月
毎月払い 2,178円/月

参考:https://studysapuri.jp/course/elementary/pricing/

おすすめ3:Z会

Z会のタブレット教材には、国語・算数・英語・プログラミングに加えて「未来探検学習」というオリジナル教科をセットにした教材が用意されています。

1日の学習目安を15分として1ヶ月サイクルで学習計画を組むことによって、長時間集中して学習するのが苦手な子でも安心して取り組めるようになっています。

タブレットでは、管理画面からその日にやるべきことや進捗状況がわかりやすくなっているので、学習が進んでいるのか遅れているのかも親子で確認し合って進めることができます。

また、受講費用は以下のようになっています。

<Z会タブレットコース会費一覧>
〇小学1年生
12カ月払い 3,570円/月
6カ月払い 3,990円/月
毎月払い 4,200円/月

〇小学2年生
12カ月払い 4,165円/月
6カ月払い 4,655円/月
毎月払い 4,900円/月

〇小学3年生
12カ月払い 5,100円/月
6カ月払い 5,700円/月
毎月払い 6,000円/月

〇小学4年生
12カ月払い 5,695円/月
6カ月払い 6,365円/月
毎月払い 6,700円/月

〇小学5年生
12カ月払い 6,715円/月
6カ月払い 7,505円/月
毎月払い 7,900円/月

〇小学6年生
12カ月払い 7,310円/月
6カ月払い 8,170円/月
毎月払い 8,600円/月

参考:https://www.zkai.co.jp/

小学生のタブレット勉強に関してよくある質問

最後に、小学生のタブレット勉強に関してよくある質問について解説します。

Q1.タブレットでの勉強はいつから始めるべきですか?

いつから勉強を始めるかは、お子さんの学習進度や意欲などによってさまざまです。

ただし、一般的には、中学受験を意識して「小学4年生」から積極的に取り組む人が多いようです。

中学生に上がると急に勉強のハードルが上がってついていけなくなり、学習意欲が低下してしまう子が出てくるので、そうならないためにも準備しておくことが重要です。

Q2. 外出先でもタブレットで勉強できる方法はありますか?

タブレット教材での勉強を外出先でも行うためには、以下の方法があります。

  • テザリングを利用する
  • 公衆Wi-Fiを利用する
  • ダウンロードコンテンツを利用する

これらのうち最も簡単なのは、「スマホのテザリングを利用する方法」です。

具体的には、以下の手順で保護者のスマホを使って学習用のタブレットをテザリングすることができます。

  • iOSの場合:「設定」>「インターネット共有」>インターネット共有をONにする
  • Androidの場合:「設定」>「ネットワークとインターネット」>「テザリング」>デザリングをONにする

また、あらかじめ家のWi-Fiでダウンロードして持ち歩ける教材があれば、スマホが近くになくてもタブレット学習ができます。

そのような教材に対応しているタブレット教材を選ぶのもおすすめです。

まとめ:小学生の勉強用タブレット教材は用途に合わせて選びましょう!

「勉強といえば紙と鉛筆だ!」という方もいるかと思いますが、タブレットを利用することでさまざまなメリットもあり、紙では得られない学習効果も期待できます。

ただし、視力の低下や姿勢の悪化などの心配も懸念されるため、それらについてはしっかり対策してうまくタブレットを学習教材として取り入れることが重要です。

また、近年タブレット教材は種類が増えており、選ぶのが大変ですが、この記事では3つの教材をおすすめしたので、気になる方はぜひチェックしてください。

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