小学生の子どもの勉強に対して、ご褒美をあげてやる気を促す方法があります。
ただ、実際にご褒美を活用しようと思った時に
- 「勉強に対してご褒美をあげても大丈夫なの?」
- 「見返りがないと努力しない子になったらどうしよう…」
- 「ご褒美に何をあげたらいいんだろう…」
と、お悩みの方もいるでしょう。
そこで今回は、小学生の勉強に対してご褒美をあげるメリットやポイント、おすすめのご褒美について解説します。
上手なご褒美の活用方法を理解することで、子どものやる気を引き出すことにつながります。
この記事を参考に、子どもが自主的に勉強に向き合えるよう促していきましょう。
勉強のご褒美は正しく活用できればメリットが大きい
小学生の勉強に対するご褒美の活用は、正しい方法であればメリットは大きいでしょう。
ご褒美の最大のメリットは、子どもから勉強のやる気を引き出せることです。
やる気は2種類に分類できます。
- 内発的動機づけ
⇒興味がある、詳しく知りたい、成功したいなど、自分の欲求を満たすために自主的に行動をおこすこと。
- 外発的動機づけ
⇒報酬が欲しい、評価されたい、怒られたくないなど、外部からの要因で行動をおこすこと。
内発的動機づけで自分から勉強をするのが理想です。
ですが、小学生のうちは自分から勉強のやる気を出すのは難しい場合があります。
その時に、ご褒美を活用すると外発的動機付けだとしても、勉強のやる気が引き出せるのです。
自主的に勉強に取り組むきっかけとなり、学習習慣を身につける良い機会になるでしょう。
ただ、活用方法を間違えると、デメリットの方が大きくなってしまうため、注意が必要です。
メリットとデメリットを把握したうえで、上手に活用しましょう。
ご褒美を上手に活用したときのメリット
ご褒美を上手に活用したときのメリットは次の3つです。
- 勉強のやる気がでる
- 目標を達成するために自主的に行動をおこす
- 目標達成まで勉強する時間が増える
ご褒美の効果をしっかり理解しましょう。
勉強のやる気がでる
ご褒美を活用する最大のメリットは、勉強に対するやる気がでることです。
ご褒美があることで、「がんばってみよう」と勉強に向き合うきっかけになるでしょう。
やる気をもって勉強に向き合うことで、今までと違う心境で学習に取り組むため、新しい発見や気づきに繋がる可能性があります。
その時に、勉強の楽しさに気づけるように促してあげましょう。
目標を達成するために自主的に行動をおこす
ご褒美を獲得するという目標を達成するため、どうしたらいいのかを自分で考えて行動をおこすようになります。
自分で決めて行動するため、納得して勉強に取り組めます。目的意識がはっきりしているため、集中して勉強ができるでしょう。
自主的に行動してご褒美を獲得できたときに、成功体験となり子どもの自信につながります。
目標達成まで勉強する時間が増える
目標達成までの期間は、おのずと勉強する時間が増えるでしょう。
勉強で理解できる分野が増えるだけでなく、毎日机に向かう状況に慣れてきます。
毎日机に向かうことは、学習習慣を身につける第一歩です。
勉強するハードルが低くなり、ご褒美を獲得した後も学習時間を継続できる可能性があります。
ご褒美がデメリットになる場合
活用方法を間違えると、ご褒美がデメリットとなり、さらにやる気を失わせる結果になります。
デメリットは次の3つです。
- ご褒美をもらうことが勉強の目的になってしまう
- ご褒美がないとやる気を失い勉強しない
- 勉強をやらされていると感じて行動の質が落ちる
デメリットをしっかり把握し、活用方法を間違えないよう注意しましょう。
ご褒美をもらうことが勉強の目的になってしまう
勉強する目的は、将来の選択肢を増やすといった自己実現のためであり、ご褒美をもらうことではありません。
ご褒美をもらうことだけに意識が向いてしまい、学習に対する根本的な目的が変わってしまいます。
勉強に対するやる気はご褒美のためだけになり、長期的な学習習慣は身につきません。
継続的にご褒美をあげるのではなく、勉強に取り組むきっかけとしての活用を意識しましょう。
ご褒美がないとやる気を失い勉強しない
ご褒美がないとやる気を失い、勉強をしなくなる場合があります。
ご褒美をもらうという目的意識がなくなり、何のために勉強をするのかが不明確になってしまうため、やる気がでません。
ご褒美をもらえることが当たり前にならないよう注意が必要です。
勉強をやらされていると感じて行動の質が落ちる
ご褒美という報酬をもらうために勉強をやらされていると感じると、次第に行動の質が落ちていきます。
自発的な学習ではないため、勉強時間が苦痛となるのです。
やる気は持続しにくく、報酬をもらうためだけの行動となるでしょう。
勉強に楽しさややりがい、目的をもって自主的に学習できるのが望ましい状態です。
ご褒美が逆効果にならないよう気をつけましょう。
ご褒美をあげるときの5つのポイント
ご褒美をあげるときのポイントは次の5つです。
- 子どもが努力した内容に対してご褒美をあげる
- ご褒美の内容は子どもと一緒に決める
- ご褒美をあげるタイミングに注意する
- ほめ言葉と一緒にご褒美をあげる
- ご褒美は徐々に減らす
それぞれについて確認していきます。
子どもが努力した内容に対してご褒美をあげる
ご褒美は、子どもが努力した内容に対してあげるようにしましょう。
例えば「テストで100点とったら」ではなく、「テスト勉強に毎日ドリルを〇ページ続けたら」ご褒美という形です。
テストの点数に対するご褒美は、結果だけを評価して終了となります。
反対に、努力した行為に対してご褒美を設定すると、
- 勉強を継続できた事実に「やればできるんだ」と自信がつく
- 毎日テスト勉強をしたことで、必然的にテストの点数が良くなる
- テストで点数がとれると勉強が楽しくなる
- 勉強する習慣が身につきやすい
などの効果も期待できます。
努力に対して、ご褒美をあげることを意識しましょう。
ご褒美の内容は子どもと一緒に決める
ご褒美の内容は子どもと一緒に決めましょう。
自分の希望したものがご褒美だと、モチベーションが高くなります。
ただ、子どもが欲しいからといってゲーム機などの高額なものは避けましょう。
ご褒美を獲得して満足してしまい、勉強のやる気を失ってしまいます。
欲しいものではなく、やりたいことや興味があることを聞いてみましょう。
自分でご褒美を決めることが自己決定のひとつとなり、自主的な行動を促しやすくなります。
ご褒美をあげるタイミングに注意する
ご褒美をあげるタイミングを間違えないよう注意が必要です。
勉強をがんばったことでテストで良い点をとった子どもは、達成感や満足感を感じて「次もがんばろう」と考えます。
ですが、次もがんばろうと思っているときにご褒美をあげてしまうと「報酬をもらう」ことに目的がすり替わってしまうのです。
目的が「報酬をもらうこと」になると、ご褒美がないとやる気を失ったり、勉強をやらされていると感じ行動の質が落ちます。
ご褒美は、次の頑張りに繋げられるタイミングであげるようにしましょう。
ほめ言葉と一緒にご褒美をあげる
ご褒美をあげるときは、子どもの努力をほめる一言を添えて自信に繋げましょう。
ほめられることに達成感や満足感を感じ、「ご褒美をもらう」よりも「自分の感情を満たす」ための目的にシフトチェンジします。
また、自信がつくことで自己肯定感も高くなり、自主的に勉強に取り組むなどの行動を起こせるようになるでしょう。
ご褒美はもらい続けると喜びが薄れますが、ほめ言葉は何度聞いても嬉しいものです。
ご褒美よりもほめ言葉が目的で勉強に取り組めるよう、努力をほめる一言を添えるようにしましょう。
ご褒美は徐々に減らす
ご褒美がなくても勉強に取り組めるよう、徐々に減らしていくことが大切になります。
ご褒美は、勉強と向き合うきっかけを作るための、ひとつの手段にすぎません。
たまにもらえるからこそ、子どもはモチベーションが上がり勉強のやる気がでます。
学習習慣がついた子は、ご褒美をもらう以外の目的で勉強に取り組めているはずです。
最終的にご褒美がなくても、勉強に目的意識をもてるように徐々に減らしていきましょう。
おすすめのご褒美3選
子どもの勉強に対するやる気を促すおすすめのご褒美は次の3つです。
- ポイント制のご褒美
- 友だちと共有できるご褒美
- 経験できるご褒美
それぞれ紹介していきます。
ポイント制のご褒美
目標を達成ごとにスタンプやシールをもらえ、ポイントがたまったらご褒美と交換する方法です。
ポイント制のご褒美は次のようなメリットがあります。
- 頑張りが目に見える
- 長期的に取り組める
- ポイントのスタンプやシールをもらうこと自体がご褒美になる
目標は、達成しやすいよう「自主学習を1ページ」などハードルが低く明確な内容のものにしましょう。
また、スタンプやシールをあげるときに努力に対するほめ言葉を添えるとさらにやる気を促せます。
友だちと共有できるご褒美
ひとりよりも、友だちと一緒に共通の目標を設定するとモチベーションが維持しやすくなります。
友だち家族と協力し、勉強のご褒美を「一緒に遊園地に行く」など、友だちと楽しめる内容に設定しましょう。
友だちと共有できるご褒美は次のメリットがあります。
- 友だちと励ましながら勉強に取り組める
- ライバル関係ができ、切磋琢磨できる
一緒に勉強をがんばる仲間がいると、途中で挫折しにくくなるため、友だちと共有できるご褒美を提案してみましょう。
経験できるご褒美
欲しいものだけでなく、経験できることをご褒美にしてみると子どもの価値観にも良い影響を与えられるでしょう。
水族館や美術館、家族で旅行など体験できることもご褒美になります。
経験から学べることも多く、家族との思い出も増え、「また来たい」という想いが学習意欲を促します。
経験できる内容も、ご褒美として活用してみましょう。
子どもにとって最大のご褒美はほめられること
子どもにとって、親からほめられることが最大のご褒美です。
はじめはご褒美を目的としていたのが、次第に努力をほめられることに満足感や達成感を感じて勉強に取り組むようになります。
また、親からほめられると、子どもは「認めてもらえた」と感じ、自己肯定感が上がります。
自己肯定感が高い子どもは、
- 自信をもって物事に取り組める
- 失敗してもあきらめない
- 前向きにチャレンジできる
と、意欲的に行動ができるようになるでしょう。
結果ではなく努力の過程をほめることを意識して、たくさん実践してみてください。
まとめ:ご褒美を上手に活用し小学生の勉強のやる気を促そう!
小学生の勉強にご褒美をあげるときは、学習習慣を身につける最初の手段と理解して、正しく活用することが大切です。
ご褒美の内容やあげるタイミングに注意しながら、努力の過程をほめて子どもの自己肯定感を育てましょう。
ご褒美をきっかけに勉強の楽しさに気づき、自主的に取り組めるよう上手に活用してみてください。
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