小学生が勉強のやる気を高める方法は？モチベーションを上げる術を一挙紹介

子どもの学習意欲がなく悩んでいる親御さんは多いのではないでしょうか？

しかし、口うるさく注意したところで、自分の意思ではなく強要されて勉強するような状態になります。

そのような声かけでは、子どもの学習意欲は向上しません。

そこで今回は、小学生向けに勉強のやる気を高めるための効果的な方法を紹介します。

やる気が出ない原因やモチベーションを高める術を解説していますので、、子どもの学習意欲が低いことでお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

勉強のやる気が出ない理由

子どもが勉強に対してやる気が出ない理由はいくつか原因があります。

子どもの性格や環境によってさまざまなケースが考えられます。

考えられる原因を大きく5つ紹介していくので、理解しておくとやる気アップにつながるでしょう。

• 勉強の仕方が分からない
• 親から叱られる
• 学習環境が悪い
• 生活リズムが悪い
• 人と比較される

原因を理解することで子どものやる気を引き出す可能性を高めます。

これらを詳しく説明していきます。

勉強の仕方が分からない

勉強のやる気が出ない原因の1つに「勉強の仕方が分からない」ということが挙げられます。

「勉強しなさい」「宿題しなさい」と言われても、具体的にどのように取り組めばいいのか分かっていないのかもしれません。

学習習慣が身についていない子どもには、目標を決めたり学習計画を立ててあげたり何をするか導いてあげるといいでしょう。

例えば、「参考書の何ページ」と具体的に示し、分かるところから段階的に説明してあげましょう。

親から叱られる

勉強しない子どもに対して「勉強しなさい」と言ってしまうことがあるかもしれません。

しかし、強要されてする勉強はただの作業になり、自主的に行う意欲を奪ってしまうこともあります。

なぜ勉強をしないといけないのかを親子で共有し、子どもに理解してもらったうえで促すようにしましょう。

親から強要されたり、叱られたりすると不快感を感じてしまい、反発したくなるものです。

反発心はやる気を失う原因になるので要注意です。

学習環境が悪い

机の上が散らかっていたり、近くにゲームや漫画などの誘惑があったりすると、勉強は捗りません。

勉強に集中するためには、静かで落ち着いて勉強できる環境を整えてあげることが大事です。

テレビがついているような状態であれば、テレビに視線がいってしまい勉強には集中できないので環境を変えたほうがいいかもしれません。

自分の体にあっていない椅子や机での勉強も集中できないので、整えてあげるといいでしょう。

生活リズムが悪い

子どもが疲れていたり、睡眠不足だったりすると勉強になかなか取り組めません。

睡眠不足は、注意力や思考力を低下させることが知られています。

小学生の場合、9〜12時間の睡眠が必要です。

十分な睡眠がとれるよう、子どもの健康やストレスにも気を配る必要があります。

また学年が上がるごとに勉強量が多くなり、塾通いや習い事が増えることがあります。

その反発からゲームなどの娯楽に時間を使ってしまい、寝不足となることも。

バランスの取れた食事や、適度な運動も生活リズムを作っていく上でとても大切になってくるので意識するといいでしょう。

人と比較される

自分なりに頑張っていても、兄弟や友達など身近な人と比較し、他の人の方ができていると言われるとやる気をなくしてしまいます。

親としては競争心を煽り、もっと勉強を頑張ってほしいという意図があるかもしれません。

しかし、子どもはますます勉強が嫌いになる可能性が高いでしょう。

親の愛情に不信感をもつようになる可能性もあるのです。

不信感から、新しいことや少し難しいと感じる問題に挑戦しなくなる可能性があるだけでなく、自己肯定感や自信を失わせてしまう事態にもなりかねません。

褒める際には他人と比較せずに子ども自身の頑張りや成長したポイントを褒めましょう。

モチベーションを上げる方法5選

小学生の子どものやる気を引き出すには、モチベーションを上げやる気を上手に刺激してあげることが大事です。

親が子どもと関わりを作り、親も一緒に頑張ってあげる気持ちが大切です。

ここでは、子どものモチベーションを上げる下記の方法を紹介していきます。

• 子どもの興味関心に寄り添う
• 簡単な問題や得意な科目から勉強する
• リビングで勉強する
• 規則正しい生活を送る
• 感謝の気持ちを持たせる

すぐに取り入れられるものが多いため、ぜひ実践してみましょう。

子どもの興味関心に寄り添う

勉強することが、「つまらない」「難しい」「できない」というネガティブなイメージだともちろん勉強は進みません。

そのイメージをなくすためにも、子どもの好きなものや興味関心あるものに寄り添ってみましょう。

お散歩の際に道に咲いている花の名前を調べてみるのもいいでしょう。

お買い物のときの会話でも「これとこれを買ったら合わせていくつになる？」と訪ねるのも面白いかもしれません。

興味を持ったとき、子どもが自主的に気になることを探求したくなり、勉強への意欲に繋がってきます。

一緒に机に向かって子どもの好きなものから勉強の導入に繋げることで子どもは自然と取り組むようになってくるのです。

簡単な問題や得意な科目から勉強する

子どもにとってまず勉強するということが大きな難関です。

椅子に座り机にむかって勉強スタイルを作るのに一苦労し、さらに難しい問題や苦手な科目の問題は一気にやる気を失ってしまいます。

まずは簡単な問題や得意な問題を解いたり、覚えた漢字や単語の復習をしたりと自分にとって楽なことから始めましょう。

「解けた」「できた」「分かる」という感覚が、次のモチベーションに繋がります。

やる気がでるきっかけにもなるので、比較的易しい問題からのスタートを心がけるのがおすすめです。

次第に少しずつ難しい問題にも取り組むようになるでしょう。

リビングで勉強する

リビングで学習することで「安心感」と「緊張感」を持って学べます。

家族が近くにいる「安心感」があり、分からないところはすぐに聞ける便利さなどリビングでの学習はとても効率がいいです。

親と話しながらでも勉強に取り組み、それが毎日続けば自然と勉強の習慣がついてきます。

また近くに人がいることで「緊張感」も生まれ、ほどよい刺激となって勉強を進められるようになるでしょう。

子どもにあった勉強スタイルや環境作りをしてあげることがモチベーションアップに繋がります。

規則正しい生活を送る

規則正しい生活が送れていることは、勉強の基盤となります。

身体的にも精神的にも健康状態が良くなることで、結果として学習効率も上がるのです。

特に早めの睡眠や食事の面では、親のサポートが必要です。

規則正しい生活が送れるように、バランスの良い食事や生活リズムを整えることを意識しましょう。

感謝の気持ちを持たせる

ただ勉強ができるようにさせることばかりを考えていては、人間力が培われません。

日々、いろいろなことに感謝できるような心がけを持ってもらうことが大切です。

感謝の気持ちを持たせるためには、親が手本となって子どもや周囲の人に感謝を伝える姿を見せましょう。

日々感謝の気持ちを持つことで、勉強ができる環境に感謝できる子に育っていきます。

勉強をやる気にさせる魔法の言葉

子どもが勉強をやる気にさせるためには親の言葉がけがとても重要です。

しかし、子どもにどのような言葉がけをしたら良いか分からない親御さんも多いのではないでしょうか。

ここでは子どものやる気を引き出す魔法の言葉を紹介します。

認めてあげる言葉

「認める」というのは「具体的に褒める」ということです。

ただ単に褒められるよりも、認められることは子どもにとって嬉しいことです。

「知っているよ」「分かっているよ」と伝えると子どもは自分のことを分かってくれているんだと安心します。

子どもは親に認められることで自己肯定感が大きく上がり、やる気と自信が湧いてくるでしょう。

信じてあげる言葉

親が信じることは、子どもの勇気を生み出します。

「あなたならできる」と信じてあげる言葉を伝えると「自分は信じてもらっている」「自分ならできるかもしれない」とやる気がでてくるのです。

結果がうまくいかなくても、勇気を出して挑戦したことを褒めてあげましょう。

子どもの具体的な行動面にフォーカスして伝えることで、見守っていることが伝わりやすくなります。

感謝・喜びの言葉

「ありがとう」や「嬉しい」の言葉によって、子どもの自己肯定感がアップします。

「よく頑張ったね、ありがとう」「頑張って勉強してくれて、とっても嬉しいよ」など、伝えてあげると効果は絶大です。

勉強だけでなく、日頃の行動から感謝の気持ちを伝えてあげると更にいいでしょう。

お手伝いをしてくれたときや、お片付けをしてくれたとき、好き嫌いせずご飯を全部食べたときなど、いつでも感謝・喜びの言葉を伝えましょう。

自己肯定感はもちろん、子どもの自立心も大きく育たせ、やる気を大きく引き出すことが可能となるのです。

他の力を借りるのも1つの方法

高学年にもなってくると問題が難しく中々1人では取り組めないという問題が生じるかもしれません。

何時間も親がついて一緒に勉強するのも大変です。

そういった家庭で解決できない問題を抱えた場合は、学習塾に通うのも1つの方法です。

集団塾や個別塾などさまざまな種類があるので子どもにあった塾を選んで学習を定着させるのもいいでしょう。

やる気をあげるには親の力が不可欠！モチベーションを上げて楽しく勉強しよう

子どもの勉強のやる気を引き出すためには、親のかかわりがとても重要です。

モチベーションをあげるために少し工夫するだけで、意欲的に取り組むようになります。

小学生は、まだまだ親のサポートが必要な時期です。

モチベーションを上げて楽しく勉強していけるように、本記事で紹介した内容を参考にしてみてください。