「子どもがゲームばかりして、全然勉強しない」
「子どもが勉強のやる気を出す方法が知りたい」
「勉強をさせようと、つい叱ってしまう」
このような悩みをお持ちではありませんか?
小学生の多くは自分の好きなことに積極的でも、勉強になった途端やる気をなくしてしまいます。
特に勉強嫌いの子どもだと、やる気を引き出すのは難しいかもしれません。
この記事では小学生が勉強に対してやる気の出ない原因や親のNG行為、やる気を引き出す方法まで解説しています。
「子どもが自分から勉強するようになってほしい」と考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
小学生が勉強のやる気を出す方法
小学生が勉強のやる気を出す方法は次の5つです。
- 簡単な問題から少しずつステップアップする
- 学習習慣をつけさせる
- 「勉強が楽しい!」と思える工夫をする
- 勉強に集中できる環境づくりをする
- 規則正しい生活をする
現在のお子さんの状況と照らし合わせ、効果がありそうなものから実践しましょう。
簡単な問題から少しずつステップアップする
子どもが「これならできそう」と思える、比較的易しい問題から取り組みましょう。
ひらがなや漢字の学習が難しい子であれば、お手本を見て書き写す方法が挙げられます。
算数の文章問題が苦手な子の場合は、100マス計算が効果的です。
1問ずつ解くたびに丸をつけてあげると、子どもは自信をつけて難しい問題に挑戦する意欲が湧きます。
子どもが「自分でできそう」と思える問題から解き始めることで、勉強にやる気を出すきっかけができます。
学習習慣をつけさせる
短時間でかまわないので、毎日の学習を習慣化させましょう。
小学生にとって、学校の授業以外でいきなり何時間も勉強するのは大変です。
特に小学生は集中できる時間が限られており、低学年が15分、高学年でも30分程度といわれています。
子どもが勉強に慣れていない場合、「計算プリント1枚」「漢字を3個練習する」など5分程度で終わるものでもかまいません。
短時間でも、毎日机に向かい勉強させることが大切です。
人間は毎日同じことを続けると、行動が脳や体にインプットされて次第に習慣化されます。
1ヶ月ほど続けると勉強が当たり前になり、自然とやる気が出るようになります。
「勉強が楽しい!」と思える工夫をする
子どもがやる気を出すために「勉強が楽しい!」と思える工夫をしましょう。
子どもに限らず、大人でも嫌いなことや難しいことは避けたいものです。
勉強を「大変なもの」ではなく「楽しいもの」と感じられれば、それだけでやる気アップにつながるかもしれません。
たとえば、学習内容をなぞなぞやクイズ形式にして出題すると、遊びを交えながら楽しく勉強できます。
子どもの好きなキャラクターが描かれた学習教材を用意する方法も効果的です。
勉強の楽しさが伝われば、子どもは「もっとやりたい」とやる気がアップします。
また、子どもと一緒に親も勉強に取り組むと、楽しく学びながら親子のコミュニケーションを深められるかもしれません。
勉強に集中できる環境づくりをする
子どもが安心して、目の前の勉強に集中できる環境づくりをしましょう。
子どもの興味があるものや、勉強に関係のないものが近くにあると集中力が途切れてしまいます。
集中できる環境づくりのためには、テレビを消したりスマホやゲームを見えない場所に置いたりする必要があります。
机の上にも勉強道具のみを置き、他のものは片付けておきましょう。
子どもがリビングで勉強をする場合は、親もスマホやテレビを見ないようにするなどの配慮も大切です。
規則正しい生活をする
小学生が勉強のやる気を出すためには、規則正しい生活をすることも重要です。
ベネッセ教育総合研究所と早稲田大学が行った調査では、子どもの生活習慣と成績には関連性があることが明らかになりました。
この調査によると、成績上位の子どもは食生活や睡眠が規則正しく、寝る前のスクリーンタイムが少ないという結果が出ています。
(出典:ベネッセ教育総合研究所)
規則正しい生活ができると身体的、精神的な健康状態が良くなるため勉強のやる気アップにつながります。
早寝早起きをする、食事をきちんととる、寝る前にはスマホを使用しないなど生活のリズムを整えられるようサポートしましょう。
小学生が勉強に対してやる気の出ない原因
小学生が勉強に対してやる気の出ない原因は次の4つです。
- 叱ることが多い
- 勉強の仕方がわからない
- ゴールが遠く感じる
- 生活リズムが乱れている
お子さんが勉強をしたがらない場合、上記の原因が当てはまっている可能性があります。
叱ることが多い
叱ることが多いと、子どもは自主的に勉強する意欲を失ってしまいます。
仮に勉強をするようになったとしても「叱られるのが怖いから」と思っている可能性もあります。
子どもがやる気の出ないまま勉強しても、学習内容は身につきません。
そもそも子どもがやる気を出せないのは、今している勉強が自分の未来にどう関係するかを理解していないからです。
勉強の重要性がわかっていない子どもに「なんで宿題しないの」「早くやりなさい」と叱る方法は逆効果です。
子どもに勉強の重要性を理解させるために、まずは「なぜ勉強するのか」を親子で共有しましょう。
子どもに将来の夢がある場合は、その職業と関連させて勉強の大切さを伝えてもよいかもしれません。
「小学生に伝えるのは早い」と考えず、根気強く向き合い勉強の意義を伝えることが重要です。
勉強の仕方がわからない
「勉強の仕方がわからなくて、やる気が出ない」と感じている可能性もあります。
「どこがわからないのかがわからない」状態に陥ると、嫌気がさして勉強が嫌いになります。
まずは、わからない原因を親子で一緒に考えて見つけましょう。
特に小学生は「何を」「どのように」勉強したらよいのか悩むものです。
子どもが勉強に慣れないうちは「今日はこれをやろうね」「ここまでやろう」など学習内容やゴールを示してあげましょう。
また「わからなくなったら聞いてね」といつでも質問できる状態にしてあげると、子どもは安心して勉強に取り組めます。
ゴールが遠く感じる
勉強でやることが多く、ゴールが遠く感じてしまうのもやる気が出ない理由の一つです。
学校や塾で出された宿題など、やることを詰め込みすぎるとゴールが見えず、どれも集中して取り組めません。
その結果やるべきことが達成できなかったとき、自信を失い勉強嫌いになる可能性もあります。
勉強でやることが多い日は、何日かに分けたり、子どもと一緒に目標を決めたりしましょう。
子どもが「これくらいならできそう」と思える勉強量に調整するとゴールが見えるため、やる気を出して頑張れるようになります。
毎日やることが多くて子どものストレスが溜まる場合は、習い事を減らす検討もしましょう。
生活リズムが乱れている
生活リズムが乱れて体の調子が悪くなると、勉強のやる気は出ません。
子どもが勉強に集中するためには、気力と体力が大事です。
疲れていたり、寝不足だったりすると勉強に向かうやる気は起きず、無理やり机に向かっても頭は十分に働きません。
また、小学生は成長期でもあるため、生活リズムの乱れは子どもの健全な発育を妨げてしまいます。
早寝早起きや朝昼晩の食事など、子どもが規則正しく生活できるようサポートしましょう。
子どもの生活リズムは親の影響も大きいため、親子ともに規則正しく毎日を過ごせると良好な健康状態を維持できます。
小学生が勉強のやる気をなくすNG行為
小学生が勉強のやる気をなくすNG行為は次の3つです。
- 無理やり勉強させる
- 他人と比べる
- 罰を与える
これらのNG行為は子どものやる気を削ぐだけでなく、勉強嫌いにさせる可能性もあります。
無理やり勉強させる
無理やり勉強させる行為は、子どものやる気を失わせます。
自分の行動は自分で決めたい、と思うのは大人も子どもも同じです。
親に勉強を強要されると、子どもは不快感をおぼえて「今やろうと思ってた」「やる気なくした」と反発するかもしれません。
直接的な言葉のほか「まだ宿題やっていないの?」など、プレッシャーを与える表現も子どものやる気を削ぐ場合があります。
親が「もっと頑張ってほしい」と思っても、無理やり勉強させる行為は控えましょう。
他人と比べる
子どもは他人と比べるような言動をされると、劣等感をおぼえてやる気を失います。
「お兄ちゃんを見習いなさい」「◯◯ちゃんは100点を取ったのに」など、周りの子と比べる発言は子どもを傷つけるだけです。
親が「もっと頑張って欲しい」と思って発した言葉でも、子どもには伝わりません。
「自分はだめな子なんだ」と自己否定し、自信を失います。
勉強にやる気の出ない子どもは、元々自分に自信がない可能性もあります。
子どもを他人と比べ、ますます自信を失わせる行為はやめましょう。
罰を与える
子どもが勉強しなかった罰として、ゲームやスマホを禁止したりお小遣いを減らしたりする方法は逆効果です。
「勉強させるため」という意図があるかもしれませんが、かえって子どもはゲームやスマホに対しての執着心が強くなります。
勉強する理由が「楽しいから」ではなく「ゲームやスマホを使いたいから」になってしまいます。
ゲームやスマホが目的になると勉強の楽しさがわからず、簡単にやる気を失うようになるかもしれません。
安易に罰を与えるよりも、まずは子どもが勉強を嫌がる原因を見つけ、やる気を引き出す方法を実践しましょう。
小学生のやる気を引き出す「魔法の言葉」
無理やり勉強させたり罰を与えたりしなくても、次に挙げる3つの「魔法の言葉」をかけることで子どものやる気を引き出せます。
- 頑張りを認める言葉
- 「やればできる」と信じる言葉
- 感謝の言葉
「魔法の言葉」は勉強するときに限らず、さまざまな場面で子どもに伝えましょう。
頑張りを認める言葉
子どもの頑張りを認める言葉を伝えると、勉強のやる気を引き出せます。
「すごいね!」「えらいよ」と褒める言葉とは少し異なり、「わかっているよ」「知っているよ」と伝えるのがポイントです。
具体的には、次の言葉が挙げられます。
- 「あなたが頑張っているのを知っているよ」
- 「苦手な問題でも頑張ったのをわかっているよ」
結果にこだわらず、子どもが「どんな自分でも受け入れてくれる」と実感できるのが認める言葉です。
ありのままの自分を受け入れられていると実感できると、子どもの自己肯定感は高まり自信がつきます。
自信がつくと勉強に対しても「次はこれをやろう」「もっと頑張ろう」とやる気アップにつながります。
「やればできる」と信じる言葉
子どもが「自分ならできる」と思えるような、信じる言葉を伝えましょう。
具体的には、次の言葉が挙げられます。
- 「あなたならできるから大丈夫!」
- 「ママはあなたを信じているよ」
勉強で難しい問題に挑戦するためには、間違いを恐れない勇気が必要です。
不安を感じる子どもに信頼の言葉を伝えると「自分は信じてもらえている」とやる気が湧いてきます。
ただし何度も言い過ぎるとプレッシャーになるため、勉強に対して不安だったり自信を失ったりしているときに伝えるのがおすすめです。
このとき「もしダメだったら一緒に考えよう」と失敗したときに備えておくと子どもは安心し、やる気を出して勉強できます。
感謝の言葉
「ありがとう」「嬉しいな」と感謝の言葉を伝えると、子どもは大きくやる気をアップさせられます。
「認める」や「信じる」と違い、「感謝」は子どもと対等な目線に立って伝えられる言葉です。
具体的には、次の言葉が挙げられます。
- 「一生懸命頑張ってくれてありがとう」
- 「苦手な勉強ができるようになって嬉しいな」
子どもは「すごいね」と褒められるよりも「ありがとう」と言われたほうが「誰かの役に立てた」と喜びを感じやすい傾向にあります。
子どもは自分が頑張ったことで「お母さんが喜んでくれた」と学び、次からは自主的に勉強するかもしれません。
感謝の言葉によって存在価値を認められた子どもは「もっと喜んでほしい」とやる気を高められます。
まとめ:子どもが自然と勉強に向かえるようなやる気を引き出そう
小学生が勉強のやる気を出すためには、簡単な問題から取り組む、規則正しく生活するなどさまざまな方法があります。
子どものやる気がない場合は叱ったり無理に勉強させるのではなく、まずは「なぜやりたがらないのか?」と原因を探りましょう。
子どものやる気を引き出す方法のほか「魔法の言葉」によって、勉強に向かう気持ちを奮い立たせることも可能です。
今回の記事で紹介した方法を実践し、子どもが自然と勉強に向かえるようなやる気を引き出しましょう。
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