中学受験までに知っておきたい過去問の活用方法

中学受験を行う上で必ず行う過去問演習。

しかし、効率的に勉強できなければ過去問演習のメリットを十分に活かすことができません。

今回は過去問演習を行う目的と中学受験に向けて効果的に過去問演習を生かすための方法についてお話していきます。

ぜひ最後までご覧ください。

過去問の目的

過去問演習を行う最大の目的は、受験する学校の試験問題の傾向を把握することです。

問題を解いて答え合わせをするだけでは、過去問の効果を十分に活用できません。

中学入試の問題は各中学校によって形式や傾向が異なります。

受験当日に全く同じ問題が出てくることはほとんどありませんが、志望校の傾向にあった問題を解くことで効率的に勉強できます。

過去問を解くメリット

過去問演習を行うことで得られるメリットを3つ紹介します。

  • 各学校の入試問題の傾向を把握できる
  • 問題を解く練習ができる
  • 目標とする学校との差を理解できる

どの項目も受験を行う上でしっかり押さえたいポイントです。

それぞれ把握しておきましょう。

各学校の入試問題の傾向を把握できる

過去数年分の過去問を解いていると、毎年同じような形式で出題されている問題があります。

これは、その学校で特に重要視されている問題・単元であることを意味しています。

したがって過去問を解くことで学校側からのメッセージを読み取ることが可能です。、

自己学習を進めていくことで点数アップにつなげられます。

問題を解く練習ができる

中学受験のテスト問題は小学生が普段行うテストとは出題のされ方や雰囲気が大きく異なります。

また小学生では各単元ごとでテストを行うのが一般的です。

しかし入試はこれまでの学習を元にした複合的な問題が多く、初めのうちは解けない問題や複雑な問題に圧倒されてしまうことでしょう。

ですが、どの単元の問題が多いのか、記述問題・知識を問われる問題がどの頻度で出題されるのかなどの情報を過去問演習で把握することができます。

似た形式の問題を受験と同じ形で解くことができることは子どもにとっても問題に慣れさせるために必要です。

目標とする学校との差を理解できる

過去問を解き進めていき出題傾向を知ることで、自分の得意・苦手分野を把握できます。

過去問とはいえ受験問題ですから、自分の学力がどのくらいなのか、志望校まではあとどのくらい点数が必要なのかなどの自分と志望校との差が明確になります。

この差を埋めていくために、学び深めることが受験対策です。

過去問の取り組み方

過去問演習に取り組む上で次のような悩みが出てくることでしょう。

  • いつからやり始める?
  • 過去問は何年分やるべき?

これらの疑問を解消して、実際に解き進めていきましょう。

いつからやり始める?

過去問演習を始めるタイミングは夏休みが終わった後、9月ごろがおすすめです。

それよりも早いと、習っていない単元や問題が出てきて問題が解けず、子どものモチベーションが下がってしまう可能性があります。

逆に入試直前になってしまうと、各校の問題の傾向を把握できず対策しきれません。

そのため、9月ごろに受験する学校の過去問を揃えて、勉強のスケジュールを立てていきましょう。

秋の時点で合格ラインに届く子どもはほとんどいません。

過去問演習を重ね、苦手な単元の克服に努めていくことで徐々に点数が伸びていきます。

過去問は何年分やるべき?

第1志望校の過去問は最低でも5年分、第2・3志望校は3年分程度解くのが目安とされています。

しかし、理科や社会などの時事問題は直近3〜5年分程度が目安です。

古いものまで遡ってしまうと、現在は変わっている内容などの余計なことに時間を取られてしまうためです。

他にも過去問演習は内容が多いため、後回しにした結果本番に間に合わなかったという事態になりかねません。

そのため、過去問を解き始める順番は、新しいものから徐々に遡るように問題を解いていくことが望ましいといえるでしょう。

過去問演習を行うときに気をつけたいこと

過去問演習を行う上で気をつけなければいけない点が5つあります。

  • 問題・解答用紙は原寸大でコピーして使用する
  • 静かで集中できる環境で行う
  • 本番を意識した試験時間・科目順で行う
  • 各校の問題の特徴を知る
  • 採点後に必ず見直しをする

これらの点に注意して、過去問演習に取り組んでいきましょう。

問題・解答用紙は原寸大でコピーして使用する

可能であれば、解答用紙を原寸大にコピーして使用しましょう。

過去問には解答用紙が別冊で組み込まれていることがあり、原寸大であれば子どもが解答欄の大きさに慣れることができます。

特に記述式の問題などは、縮尺された解答用紙で解き慣れてしまうと本番で解答欄を大きく感じてしまい焦りにつながる可能性もあります。

もし解答用紙が付属していなかった、または学校側が解答用紙を公表していなかった場合は、過去問演習用のノートを作って解き進めましょう。

静かで集中できる環境で行う

過去問演習を行う際は、可能な限り本番の雰囲気に寄せることが望ましいです。

家族の会話やテレビなどの雑音となり得る場所を避けましょう。

また、ゲームや漫画など子どもの気が散ってしまう・集中を切らしてしまう可能性があるものがない場所がおすすめです。

もし自宅では静かな環境が用意できないという場合は学習塾の自習スペースや図書館などを利用するのも良いでしょう。

本番を意識した試験時間、科目順で行う

過去問演習を行うときには、なるべく本番の環境に近づけて行うことで緊張感が生まれます。

受験する学校ごとに開始時間や科目順が異なる場合があるため、演習を行う際には各校に合わせた科目順で取り組みましょう。

本番ではテストの間の休憩時間で単語の暗記を行う、公式を見直すなどそれぞれが点数アップに向けて行動します。

演習だからと気を抜かずに、本番を意識して取り組むことで入試当日に慌てることなく対応できるようになります。

各校の問題の特徴を知る

過去問演習を行うとき、ただ問題の解答をするだけではなく試験問題の傾向を見極めましょう。

たとえば、試験問題は最初に知識を問う問題を出した後に記述問題を出したり、試験問題の最初に難易度の高い設問を出してくるなど各校で傾向は異なります。

多くの子どもが複数の中学受験を受けるため、過去問演習でしっかりと問題の特徴を押さえることが大切です。

そして、問題を解く上で大切なことは、問題の順番は気にせず解けそうな問題から取り組むことです。

たくさん勉強したのに最初の1問目で躓いてしまい、最後の問題まで辿り着くことができないということがないようにしましょう。

採点後に必ず見直しをする

過去問演習はやったら終わりではありません。

どこの問題で躓いたのか、どの単元の点数が低かったのか、問題を解く際の時間配分はどうだったかなど振り返るべき項目はたくさんあります。

過去問演習はやったことで満足してしまわない、次につながる学習にしましょう。

また「1回正解できたからもう大丈夫」ということはないので、繰り返すことが大切です。

不正解だった問題は解説を読んで解き直し、時間をあけてからきちんと身についているか確認をしましょう。

1つ1つを丁寧に行うことで、確実な点数アップにつながります。

まとめ:過去問を効率的に使って中学受験に備えよう!

中学受験は子どもにとって大きな挑戦の舞台となります。

その舞台に向けてしている努力を1つも無駄にしないため、過去問演習で本番に備えることが大切です。

1度きりの本番で最大限の力を発揮できるように、日々の学習を積み重ねている子どもをしっかり支えてあげましょう。

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