中学受験の英語入試対策!問題や対策方法を一挙解説

この数年で中学入試では英語を導入する学校が増えています。

2020年から英語の授業が必修化されたことが要因です。

今後も試験科目として英語を導入する学校は増えてくると予想されます。

そのため、これから中学受験をするご家庭の参考になるように、英語入試の状況や入試対策について紹介していきます。

中学受験の入試方法

英語入試がどのような形で行われるかイメージできない人もいるでしょう。

中学受験の入試科目は4科目入試と2科目入試が主流ですが、近年では「1科目入試」や「適性検査型入試」など新たな形態の入試も増えてきています。

ここでは英語入試がどのような形で行われるか、入試科目について詳しく説明していきます。

国語・算数・英語からの2科目選択

2科目受験は午後入試を実施している中学に多くなっています。

午前入試では従来の4科目受験で試験を実施し、午後入試や特別入試など一部の入試に英語が入る入試を用いる学校も出てきています。

英語と算数の2科目の学校もあれば、英語と算数・国語の3科目の学校もあります。

また、同じ入試回で算数・国語の2科目もしくは算数・国語・英語の3科目どちらか選択、といった学校もあります。

このケースの入試でも、英語については均等配点と傾斜配点とどちらも採用されており、学校によって英語の比重は様々です。

国語・算数+英語という試験形式は多くの学校で取り入れられているため受験する学校の幅が広がります。

算数と英語の2教科で受験

2科目を下まわる1科目で受験できる中学も登場してきました。

多いのは「算数1科目」です。

少ない科目数で受験できるのは子どもたちにとって負担も少なく、併願先としては選ばれやすい傾向にあります。

さらに英語が得意な子であれば英語の選択肢も含めて算数と英語の2教科を選択するといいでしょう。

英語でも、算数でもいざとなれば1教科で受験も可能であり、2教科を選択することで受験当日のスケージュールにも余裕ができます。

ただ4教科受験と比べると、受験できる学校の選択肢が少なくなるということは理解しておきましょう。

英語のみの1教科で受験

帰国子女入試のように英語のみで試験が行われます。

試験の難易度は学校によって異なりますが、英語のみになるものの帰国子女入試のように外国滞在経験を問われることはありません。

そのため帰国子女の生徒が帰国子女入試と併用して受験することも可能です。

英語1教科入試のメリットとしては、英検など英語関連の資格を持っている場合有利になります。

各中学校のホームページや説明会で「英語〇級」相当の難易度であるという説明があれば、すでに「〇級」を取得しているのであれば、受験して合格することを期待できる根拠になるでしょう。

さらに、英語が得意であり、他の科目に学習時間が確保できない場合、英語にしぼって「英語1教科入試」を検討するといいかもしれません。

英語入試の難易度は?

英語入試で必要なレベルは、おおむね英検4級から準2級です。

慶應湘南藤沢のような難関校だと準2級レベルが必要です。

しかし4級から十分に対応できる学校も多く、難易度としては決して高くありません。

学校の英語の授業で習う程度の英単語、英文を書くことができれば十分にこたえられるレベルの筆記試験が多いです。

問題の回答形式も記述式で単語や文章はごく一部であったり、すべて記号やマークシート形式だったりすることもあり、過去問を中心に学校の授業内容を復習しておけば十分対応ができます。

学校によっては難易度が高くないものの、筆記試験以外にリスニングが実施される学校もあります。

学校の授業で聞く英語のレベルで十分対応が可能ですが、リスニング問題の経験値がないと聞いて答えるという作業に苦戦することもあります。

リスニングが実施される場合、過去問や似たようなレベルの問題を出題している学校の問題を解いて練習しておくことが望ましいです。

英語入試の対策法

入試のレベルにより出題される英語の難易度は異なり、勉強方法に不安を感じる方も少なくありません。

英語を出題する学校は増えてきているので英語の出題方法と、今後の動向についても知っておくといいでしょう。

ここでは、英語入試のおさえておきたい対策法を詳しく説明していきます。

  • 出題傾向を確認しておこう
  • 単語をしっかり覚えよう
  • テキストや問題集を活用しよう
  • 塾や英会話スクールに通う
  • 過去問請求をしよう

出題傾向を確認しておこう

英語に限らず、入試問題は各学校の教育理念や教育方針が色濃く出る出題になっています。

学校の出題傾向を見極め、その傾向にあった問題演習を積むことが大切です。

入試のレベルに合わせて英語の難易度は異なり、英検4〜2級とさまざまです。

英検4級が中学2年生レベルとされており、2級になると高校3年生のレベルとされ、英単語の数はもちろん、扱う文法も増加します。

出題傾向も異なるため、志望校にあった勉強をおこなっていかなくてはなりません。

英単語中心の筆記試験や英作文、リスニングが必要など受験する学校により試験の内容に違いがあります。

英語の受験勉強をする際は、模試や過去問がある学校は過去問にチャレンジしたり、塾の先生に相談したりして適切な準備を行っていきましょう。

単語をしっかり覚えよう

英語の基礎となるのが英単語です。

試験の内容に関わらず単語は必要不可欠なのでしっかり覚えましょう。

英語入試では、単語や熟語を問う問題がたくさん出ます。

言い換えれば、「単語の意味さえ知っていれば正解できる問題」が多数出てきます。

単語だけでなく、熟語も知っていれば確実に正解できる問題もたくさんあります。

テキストや問題集を活用しよう

難関校では本格的な長文の読解や作文が出題されるケースがあります。

長文問題に慣れるためには、テキストや問題集を活用しながら学習するのが効果的です。

難関校でなくても、さまざまな出題形式に触れておくと、複雑な問題にも柔軟に対応出来るようになります。

英単語の穴埋めや、選択問題以外の出題形式に触れておくことでより英語で高得点がとれる可能性があります。

長文読解や作文などの問題も積極的にこなせるように対策しておきましょう。

塾や英会話スクールに通う

塾や英会話スクールに通うのも選択肢の1つです。

小学生のお子さんは自分で時間を管理して勉強することに慣れておらず、家で集中するのは簡単ではありません。

日々の宿題をこなしながら英語の勉強も自分でコツコツすすめていくのは大変です。

学校行事で忙しかったり、授業内容が難しかったりといったことがあると英語まで手が回らないということは多々起こります。

そのため、塾や英会話教室に通うことも視野に入れましょう。

集中できる空間で持続して勉強に臨めます。

さらに、勉強を教えるプロが指導するので、志望校に合わせた受験対策が可能となります。

英会話教室に通うことで、耳から聞いた英語を効果的に定着させることができます。

英語での面接を実施している中学校を受験する場合の対策にも有効な手段です。

過去問請求をしよう

一部の中学校では過去問をHPに掲載してくれているところがあります。

英語入試の場合もその問題と解答が載っています。

HPでの掲載なのでもちろん無料です。

出題傾向を確認するためにもまずは志望校の情報収集をしましょう。

HPに過去問を掲載していない中学校には、学校に過去問請求をすれば自宅に郵送してくれます。

大体の学校は過去問請求もHP上でできます。

郵送代は着払いになるので準備しておきましょう。

英語の学習は小5スタートがベスト

中学受験の英語の勉強は、小学5年生から始めるのがおすすめです。

5年生からすすめる理由は、難易度が5・4級程度だからです。

英検4級の難易度は「中学中級レベル」で中学2年生レベルに換算されます。

ほどほどに難しいので、1年間の勉強では厳しいかもしれません。

英語の勉強が本格化する、小学校5年生からが、勉強するのがおすすめです。

有名私立学校での英語入試実施状況

英語入試実施状況を把握しておくことも大事です。

志望校に英語入試があるかないかで、対策もかわってきます。

情報収集はこまめに行うことが重要です。

ここでは有名私立学校での英語入試実施状況をみていきましょう。

東京学芸大学付属国際中等教育学校:外国語作文もしくは適性検査

広尾学園中学校:一般4科目試験・帰国生入試あり

慶応義塾中等部:4科目による試験もしくは国語・算数・英語の3科目試験

足立学園中学校:4科目にる試験もしくは国語・算数の2科目試験(英語入試×)

関東学院中学高等学校:4科目か2科目試験・帰国生入試あり

帰国生に絞って募集をかけているところやまだ英語入試を導入していないところもあります。

これから英語入試が導入されることもあるので情報収集にはこまめに行いましょう。

まとめ:英語入試の動向と対策をおさえて中学受験に臨もう

小学校で英語の授業が必修化したことに伴ない、今後さらに英語入試を導入する学校、本格的な試験を導入する学校が増える見込みです。

志望校の方針や出題傾向をおさえるため、しっかり情報収集を行うようにしましょう。

ここを間違えてしまうと、どんなに頑張って勉強しても報われない可能性があります。

自分の志望する学校に英語の入試科目があるか確認し、早めに対策をとると選択肢や可能性が広がっていくので少しずつ考えていきましょう。

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