中学受験なのに子どもが勉強しない理由と対処法

中学受験を控えている小学生は普段の勉強に加え、受験対策として学ばなければいけないことがたくさんあります。

保護者の中には、受験なのに勉強してくれなくて困っているという方も多いでしょう。

今回は、受験を控える小学生が勉強しない理由とその対処法をご紹介します。

子どもに勉強してもらいたくて困っている方など、ぜひ参考にしてください。

中学受験を控える子が勉強しない理由

子どもが勉強しない理由はいくつかあります。

今回は理由としてよく挙がる以下の6つをご紹介します。

  1. スマホやゲームなどで遊びたいから
  2. 他の子は遊んでいて羨ましいから
  3. 勉強が分からないから
  4. 勉強が楽しくないから
  5. 習い事に行きたい/行って疲れているから
  6. 保護者への反抗

それぞれ詳しく解説します。

1.スマホやゲームなどで遊びたいから

スマホやゲームなど子どもたちの周りにはたくさんの誘惑があり、スマホやゲームも昔より身近な存在となりました。

小学生はまだまだ遊びたい盛りです。

際限ないスマホやゲームなどの遊びにはつい夢中になってしまいます。

まだ幼く将来を考えられない小学生にとって、遊びを我慢してまで勉強する意味を理解するのは難しいものです。

そのためスマホやゲームなど、目先の楽しいことに夢中になり勉強しないのです。

2.他の子は遊んでいて羨ましいから

中学受験に挑戦する小学生はまだ少なく、受験しない友達が遊んでいる姿は羨ましく思えるでしょう。

中学受験せずとも進学は可能です。

仲の良い友達が公立中学に進学するならば同じ学校に通いたいとも思うでしょう。

友達と遊ぶ時間やこれからも友達と一緒に過ごしたいため、受験や勉強を嫌がる子もいます。

また、遊ぶことより勉強に時間を費やす子は冷やかしの対象になりやすい傾向があります。

勉強に一生懸命なところを冷やかされて嫌な思いをした子は、勉強にネガティブなイメージを抱いているかもしれません。

3.勉強がわからないから

中学受験で問われる問題には、学校の授業で学ばないような問題や、答えまでの過程も問われる問題など、かなり難易度が上がります。

複雑で難しい勉強を毎日こなすのは心身ともに負担となり、つまづきからの負のループは、学ぶ意欲にも影響を及ぼすでしょう。

そうして「勉強がわからないからやりたくない」と勉強嫌いに繋がります。

また、なぜこんな難しい勉強を毎日しなければならないのか、勉強する意味や目的を理解できないこともモチベーションの低下を招くでしょう。

4.勉強が楽しくない

受験が近づくと、塾ではたくさんの宿題が出され、テストや模試も頻繁に受けるようになります。

自分の成績が点数や順位などで可視化され、順位が下がったり、同級生に負けたりと、辛く苦しい思いもするでしょう。

成績や順位が下がる、授業についていけない、怒られるなど悲しい経験が積み重なると、勉強が楽しいと思えなくなります。

加えて「自分は勉強ができない」という思い込みから、勉強しても意味はないと考えるようにもなり、勉強嫌いになってしまいます。

5.習い事に行きたい/行って疲れている

中学受験に向けて好きだった習い事を休んだり、通う回数を減らす子もいるでしょう。

習い事が好きだった子にとって行けなくなるのはストレスです。

習い事に行きたい気持ちから、勉強に身が入らなくなります。

一方で勉強と習い事との両立が難しく、習い事に行くことがストレスになっているパターンもあります。

習い事の疲れがとれないまま机に向かっても集中力は続かず、効率も下がるでしょう。

習い事と勉強とのバランスや休息時間の確保が大切です。

6.保護者への反抗

小学校高学年になると、早い子で反抗期を迎える子もいます。

保護者から「宿題はもうやったの?」「勉強しなさい」と言われることに煩わしさを感じ、反抗心から勉強しなくなります。

保護者から何か言われれば言われるほどやる気がそがれるため、勉強嫌いに拍車がかからないよう注意しましょう。

勉強しない子への対処法

子どもが勉強しない理由はさまざまです。

これからご紹介する以下の5つの対処法の中から、その子にあったものを試してください。

  1. 勉強する意味や理由を一緒に考える
  2. 実現できる目標を立てる
  3. 頑張りはしっかりと褒めてあげる
  4. ご褒美を用意する
  5. 一緒に勉強する

対処法は、勉強しない原因や状況に応じて色々と試し、最適なものを見つけてください。

1.勉強する意味や理由を一緒に考える

勉強する意味がわからない子や楽しくないと思っている子には、保護者と一緒に勉強する意味や理由を考えるのがおすすめです。

小学生は、今勉強して中学受験に受かれば、将来の選択肢や可能性が広がる。と、何となく良いことだと分かっていても、具体的に想像するのは難しいでしょう。

そこで、保護者と一緒により具体的に将来を想像する機会を設けてみましょう。

すると子どもは、今勉強すれば将来何になれるのか、何ができるようになるのか、イメージしやすくなります。

未来の何かを叶えるために勉強が必要だと理解させましょう。

2.実現できる目標を立てる

勉強に対して苦手意識を持っている子や、自分は勉強ができないと思い込んでいる子には、実現(達成)できる目標を設定してあげましょう。

小さな目標を一つずつクリアしていき、成功体験を重ねていきます。

「自分は目標に向かって頑張れるんだ」、「自分はできる」と自信をつけてあげることで、さらに大きな目標に向かって勉強も頑張れるようになります。

目標設定は子どもだけで考えるのは難しいので、保護者も一緒に考えてあげましょう。

3.頑張りはしっかりと褒めてあげる

勉強へのモチベーションが下がっている子や受験への自信をなくしている子には、褒めるという行為が効果的です。

テストや模試を頑張った時に褒めるのはもちろん、日頃の勉強でも頑張りを褒めてあげましょう。

目標やスケジュール通りにきちんと勉強した時や、前回間違えた問題を間違えずに解けるようになった時など、小さな頑張りでも構いません。

自分の努力をしっかりと見てくれている人が居るという安心感は、やる気に繋がります。

できるだけ褒めて前向きに勉強に取り組んでもらいましょう。

4.ご褒美を用意する

乗り越えるのが難しい大きな目標に立ち向かっている時などにはご褒美を用意してあげると良いでしょう。

欲しいもの買ってあげたり、外出や外食をしたり、「頑張ればご褒美がもらえる!」という気持ちはモチベーションUPに繋がります。

ご褒美は何ができたら何をあげるか事前に具合的に決めると効果的です。

ここで注意したいのが、子どもが新しいおもちゃやゲームをねだった時です。

欲しかったゲームを手に入れると、嬉しさなどから遊びに没頭してしまう可能性があります。

子どもが没頭しやすいものは受験が終わってから与えるか、遊ぶ時間などをあらかじめ約束してから与えましょう。

5.一緒に勉強する

家族の中で自分だけが勉強しなければならない状況に不公平感を持ち、勉強へやる気が低くなる子がいます。

そんな時は保護者が一緒に勉強してあげると良いでしょう。

自分だけが頑張っている不公平感がなくなり、勉強することが習慣化すれば、子どもひとりでも集中して勉強するようになります。

一緒に勉強することで、子どもは分からない所をすぐに質問でき、保護者は子どもの苦手を把握できます。

ひとりじゃないと思える気持ちは受験にとって重要です。

保護者が注意すべきポイント

中学受験を控えた小学生を持つ保護者は、勉強しない子に対して焦りを感じ、必要以上に干渉したり、叱ったりしてしまいます。

しかしこれは逆効果で、叱り方や子どもへの接し方は勉強へのモチベーションに大きく影響を及ぼします。

今回は保護者が注意すべきポイントとして、以下の4つをご紹介します。

  1. イライラして感情的に叱らない
  2. 他の子と絶対に比べない
  3. 子どもに干渉しすぎない
  4. 勉強できる環境を整える

普段子どもに対してどのように接しているか、振り返ってみてください。

1.イライラして感情的に叱らない

子どもは大人のイライラなど感情を敏感に感じ取ります。

親のイライラが子どもにも伝染しケンカになったり、子どもの自己肯定感を下げたりとデメリットしかありません。

イライラから感情的に叱っても効果はなく、マイナスに働いてむしろ勉強を放棄する可能性を高めます。

全く叱るなとは言いませんが、叱る際の言い方や感情、行動には注意しましょう。

2.他の子と絶対に比べない

親は子どもの成績を上げるために、ついつい自分の子どもと他の子を比べてしまいます。

他の子と比べてしまうのは仕方ないですが、子どもに直接比べるような発言はしないようにしましょう。

大人でも周りと比べられる発言をされると嫌な気持になります。

子どもも同じです。

比べられることでやる気が下がり、傷つく子どもはたくさんいます。

受験への焦りやもどかしさから比べるような言葉が浮かんだとしても、口には出さないでください。

3.子どもに干渉しすぎない

保護者は大切な子どもを守り、良き方へと導くために干渉したくなるものです。

しかし干渉し過ぎると子どもは自分で考えることできなくなり、自主性が低下する可能性があります。

さらに自分は親から信頼されていないと感じる子もいます。

すると保護者に対してトラブルなどを相談せず隠すようになったり、従ったフリをして反抗したりということも起こりえます。

子どもを心配する気持ちも理解できますが、本人の力を信じ、過度に干渉することは避けましょう。

4.勉強できる環境を整える

子どもが勉強に集中できるよう家族で協力して環境を整えてあげましょう。

机の上が散らかっていたり、近くにゲームや漫画を置いたり、大音量でテレビを流したりといった環境では勉強に集中できません。

試験を受けるのは子どもですが、合格には家族全員の協力が必要です。

無事に受験が終わるまで、みんなで協力して応援してあげましょう。

まとめ:中学受験や勉強に対するハードルを下げることでやる気UPを目指す

勉強しない理由や原因はどの子にも必ずあります。

保護者はまずなぜ勉強しないのか、あるいはしたくないのか理由を探しましょう。

理由や原因がわかれば対処も可能です。

今回ご紹介した対処法など最適なものが見つかるまでいくつでも試してみましょう。

大切なのは、その子に合った目標設定や勉強法で頑張ることです。

中学受験や勉強に対するハードルを下げることでやる気UPを目指します。

子どもが受験なのに勉強しないからと焦り、イライラやもどかしさを行動や言動に移してしまいがちですが、子どもの実力を信じて、一緒に受験を乗り越えていきましょう。

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