宿題やテスト・受験勉強など、勉強してほしいのに子どもが泣いて困っている大人はたくさんいるでしょう。
小学生の子どもが勉強中に泣いてしまう理由は様々で、理由や話を聞かず、無理やり勉強させるのはおすすめしません。
無理やり勉強させられたという記憶から勉強嫌いが加速する可能性があるからです。
では泣いている子どもにはどう対処すればよいのでしょうか。
今回は、小学生が勉強中に泣いてしまう理由とその対処法について解説していきます。
勉強させたいのに困っている親御さんなど、ぜひ参考にしてください。
なぜ泣いてしまうのか
小学生に限らず、勉強もしくは仕事中に泣いたことがある人も多いでしょう。
一般的に、たまったストレスが爆発すると“泣く”という行動に繋がり、泣くことはストレス解消のための行為といわれています。
子どもが勉強中に泣いてしまった時は、無理に泣き止ませるのではなく、まずは思い切り泣かせてあげるのがおすすめです。
ただし、泣きながら勉強しても、情報は頭には入りません。子どもが落ち着くまで待ってから勉強を始めましょう。
小学生が勉強中に泣く理由
小学生が勉強中に泣く理由として代表的なものが以下の6つです。
- 問題が分からないから
- 指摘されて悔しいから
- 宿題が嫌だから
- 疲れているから
- 説明が理解できないから
- 学習障害などの病気が原因かも
本人から直接理由を聞くのが一番ですが、子どもは自分の気持ちをうまく言葉にできなかったり、泣き叫んで周りの言葉を聞かないときがあります。
これからご紹介する6つの理由を参考に、泣いている原因を探してみてください。
1.問題がわからないから
勉強中に泣く理由として最も多いのが、問題が分からないからです。
解きたいのにできない自分を認めたくないといった悔しさは、向上心からくるストレスのため、あまり心配する必要はないでしょう。
悔しい気持ちに共感してあげることが大切です。
「次はできるよ!」といった意欲を高めるような前向きな声掛けをしてあげましょう。
一方、わからずイライラする気持ちから、「やりたくない」「どうせ自分にはできない」という考えに行き着く場合もあります。
勉強へのやる気が低下したり、勉強嫌いが加速する原因となるため、子どもの様子を見ながら一緒に問題に向き合うなど、放置はしないことです。
2.指摘されて悔しいから
間違いを見つけるとすぐ指摘したくなる大人も多いでしょう。
しかし、一生懸命取り組んでいる子どもからすると、間違いを指摘されるのは非常に悔しく、プライドが傷つけられた気持ちになります。
特に、家族や同級生など近しい人からの指摘では、きつい言葉が用いられることもあるため、涙が出てしまいます。
兄や姉から「こんな簡単な問題もできないの?」と馬鹿にされたり、両親から「またここ間違えてる!」と怒られるのは、悔しさやイライラを募らせる原因となります。
子どもは繊細で傷つきやすいため、言い方や言葉選びには気を付けましょう。
3.宿題が嫌だから
小学生は宿題という課題に初めて取り組みます。
これまで毎日自由に遊べていたのに、宿題のせいで怒られたり、遊ぶ時間が短くなってしまったりします。
これらのことから宿題や勉強を嫌いになりやすく、無理やりやる中で泣いてしまうのです。
- 宿題が多くて終わらないイライラ
- とにかく遊びたいから宿題なんてやりたくない
- そもそも宿題をやる意味がわからない
宿題に対して思う気持ちはそれぞれあります。
なぜ宿題が嫌なのか、どうして泣いているのか、本人からきちんと理由を聞きましょう。
理由がわかれば対処も可能です。
子どもを宿題嫌いにさせないことが大切です。
4.疲れているから
最近の小学生は、放課後にクラブや習い事に通い、多忙な子が増えています。
肉体的にも精神的にも疲れていると集中力が続かず、だるさや眠気から宿題が進まないこともあるでしょう。
疲れているから休みたいのに休めないイライラや、眠気から勉強に集中できず宿題に時間がかかるといった状況から、泣き出してしまう子もいます。
子どもの様子を観察し、疲れている、眠そうな時はまず休ませてあげましょう。
5.説明が理解できないから
先生や両親など周りの大人からの言葉や説明が理解できず、泣いてしまう場合があります。
- 先生の説明と両親は教えてくれたやり方が違い困惑する
- 分からないから質問したのに、説明を聞いてもまだ理解できないことが悔しい
- 「こんな当たり前のことも分からないの?」と大人のイライラを感じ取ってしまう
小学生は大人の感情を敏感に感じ取り、自分の気持ちを言葉で表現するのが苦手な時期でもあります。
相手の言ってることが理解できないことで感じる様々な感情から泣いてしまうこともあるのです。
6.学習障害などの病気が原因かも
普通の量の宿題もこなせない、漢字や計算など何かが極端にできないといった場合は、学習障害(LD)をはじめとした発達障害が原因かもしれません。
学習障害とは、読み書きや計算などに関する障害のことです。
読むことが苦手な読字障害や算数障害など、タイプが異なります。
また、ADHDなどの発達障害であることも考えられます。
特に何ができないのか、いつもできないのか、日々の子どもの様子をよく観察し、専門的な機関で調べてもらうことも検討してみてください。
勉強中に泣く小学生の対処法
勉強中に泣いてしまう子どもに対して、絶対にやってはいけないのが、泣きながらでも無理やりやらせることです。
嫌々やらされた、勉強しても怒られてばっかり、自分はだめなんだ、と勉強へのマイナスイメージは勉強嫌いにつながります。
どうして泣いているのか理由を見つけ、きちんと対処しましょう。
今回は対処法としておすすめの4STEP+番外編をご紹介します。
- STEP1.気が済むまで泣かせてあげる
- STEP2.泣いてしまった理由を聞く
- STEP3.子どもの気持ちを肯定(共感)してあげる
- STEP4.アドバイスをする
- 番外編.集中力がないようであれば気分転換させる
泣き叫ぶ子どもにどうすればいいのか分からない、癇癪を起す子どもにイライラが募るなど、常に穏やかな気持ちで接することは難しいと思います。
しかし、自分に真摯に向き合おうとしてくれる姿や気持ちは子どもにもきちんと伝わります。
めげずに何度も向き合い、その子に合った解決方法を見つけてください。
STEP1.気が済むまで泣かせてあげる
泣くことはストレス解消につながります。
泣いてしまう原因の多くがストレスのため、まずは気が済むまで泣かせてあげましょう。
散々泣けば気分もすっきりし、また勉強を始めることも多々あります。
子どもが泣いている姿を見るのは心苦しくなるかもしれませんが、落ち着くまでそっと見守ってあげましょう。
STEP2.泣いてしまった理由を聞く
少し時間が経ち、泣くのが落ち着いたら、どうして泣いたのか理由を聞きます。
理由を話してくれた時は、それぞれ対応してあげましょう。
ただ構ってほしくて泣いていたり、気持ちを言葉にするのが難しい、親に気を遣って言えないという場合は、まず話しやすいよう安心できる雰囲気を作ってください。
ただし、話したくない場合もあるため、無理矢理聞きださないように注意が必要です。
大人に話せば聞いてもらえるということを知れば、だんだん泣くよりも話すことで解決できると理解していきます。
どんなに拙い言葉であっても、まずは子どもの話に耳を傾けてください。
STEP3.子どもの気持ちを肯定(共感)してあげる
泣いている子どもに対して怒りたくなる気持ちもわかります。
叱ることも教育であり、大人の務めです。
しかし、頭ごなしに怒ったり否定する前にまず、子どもの気持ちを肯定してあげましょう。
- そうだね、悲しいね、、
- パパやママも小さいとき嫌だったな~
- こんな難しい勉強してるんだね!頑張っていっぱい考えたんだね など
うまく言語化できない子どもの代わりに大人が気持ちを表現してあげると、「分かってくれた」と安心できます。
安心してくれれば大人の話も聞いてくれますし、勉強も再開可能です。
子どもを叱らなければいけない場合は、気持ちが落ち着いた後、分かりやすく伝えるとよいでしょう。
STEP4.アドバイスをする
話ができる状態まで落ち着けば、「こういう時はこうすればいいんだよ」と、次に繋がるアドバイスをしてあげましょう。
アドバイス通りにやってみてできれば、すぐに褒めてあげましょう。
できたという成功体験や、褒められたという事実は自信に繋がります。
問題を間違えたり、理解できなくて悔し泣きしている子は、“間違えるのは悪いこと”だと思っている可能性があります。
そんな子には、“間違うことも大切”だとしっかりと伝えてあげてください。
最初から何でもできる人なんていないし、間違いや失敗を積み重ねて人は成長します。
同じ間違いや失敗を繰り返さないことが大切なのです。
完璧主義や真面目で頑張りすぎる子どもは間違えることを恐れますが、決して悪いものではないと理解してもらいましょう。
少しずつでも理解してもらえると、その子の気持ちも少しは楽になるかもしれません。
番外編.集中力がないようであれば気分転換させる
泣き止んでも集中力が足らず、勉強に本腰が入らないときがあります。
そんな時は、気分転換させてあげましょう。
おやつを食べたり、テレビやゲームの時間にする、軽く運動するなど、勉強とは全く違うことで気分を変えるのがおすすめです。
疲れや眠気が理由の場合は、無理にやらせるよりも、早く寝かせて、翌朝(翌日)に繰り越すと良いでしょう。
しっかりと休み、気持ちがすっきりすれば、集中力も戻ってすぐに解けるかもしれません。
言葉選びは慎重に
子どもが泣く、癇癪を起こして暴れる、全然勉強しない、言うことを聞かない、など、子どもと過ごす中でイライラすることもあるでしょう。
しかし、子どもに対して発する言葉は慎重に選んでください。
下記のような言葉はNGです。
- どうしてこんなこともできないの?
- なんで分からないの?みんなできてるよ!
- 男の子なんだから(お姉ちゃんなんだから)強くなりなさい!
- そんなことですぐに泣かないの!
大人からすれば当たり前のことでも、子どもがすぐにできるはずはありません。
子どもは、自分はダメな人間だと言われているように感じ、自信をなくしていくでしょう。
大人からのきつい言葉は、知らぬ間にプレッシャーとなり、どんどん子どもを追い詰めます。
過剰なストレスやプレッシャーからうつ病を発症したり、性格形成に支障をきたす可能性もあります。
可能な限り穏やかに、子どもに寄り添った言葉選びや接し方を心がけてください。
勉強中すぐに泣いてしまう子の障害を疑ったとき
子どもが文字の読み書きや簡単な計算問題ができずいつも泣いていると、学習障害などを疑うきっかけになるかもしれません。
これまでは学習障害(LD)と呼ばれていましたが、最新版の診断名は“限局性学習症(SLD)”と変更されました。
厚生労働省のサイトでは、学習障害とは、読み書き能力や計算力などの算数機能に関する特異的な発達障害のひとつとされています。
限局性学習症は3パターンに分かれており、以下の表のいずれかに当てはまる場合、限局性学習症の傾向があるかもしれません。
【読字障害】文字を読むことが困難
・文字が歪む、鏡文字に見える
・文字と音が紐づかない
・単語が理解できない
【書字障害】文字や文章を書くことが困難
・漢字が苦手で覚えられない
・バランスの悪い文字を書く
・板書に時間がかかる
【算数障害】計算や推論が困難
・数の大小がわからない
・簡単な計算問題が解けない
・九九が覚えられない
限局性学習症は発達障害のひとつであり、他にも注意欠如・多動症(ADHA)や自閉スペクトラム症(ASD)、吃音、チック症などが含まれています。
そのため、限局性学習症と注意欠如・多動症や自閉スペクトラム症などが伴う場合もあります。
限局性学習障害をはじめとする発達障害は生まれつきの特性であるため、育て方が原因の後天的になるものではありません。
しかし、親や周囲の人との関わりは、いじめや不登校、自己肯定感の低下など二次障害に影響を及ぼすため、一人ひとりの特性に合った対応や関わり方が求められます。
チェックリスト
参考例としてADHDとLDのチェックリストを公開しているサイトをご紹介します。
・ADHD傾向のある子どもに見られる特徴(参考:キッズハグ)
・限局性学習障害のチェックリスト(参考:DotJunior)
ただし、発達障害のグレーゾーンの線引きはプロでも難しいと言われています。
まずは、ご家庭でチェックリストを確認し、結果次第では受診やプロへの相談を検討してみても良いかもしれません。
一人で抱え込まず、医師やスクールカウンセラーなどのプロに相談してみましょう。
<H2まとめ:その子のペースで成長するのを見守ってあげよう>
子どもが100人いれば100通りの個性や感性があり、成長スピードも違います。
その子のペースで学習・成長する姿を見守ってあげましょう。
子どもは大人の言葉や感情を敏感に読み取り、その影響を受けます。
言葉の選択に慎重になり、共感と穏やかさで安心できる雰囲気作りを心がけてください。
勉強が嫌いで泣いていた子が、「勉強は楽しい!」「分かるって嬉しい!」と思えるよう、一緒に勉強と向き合いましょう。
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