【中学受験】に挑む親子におすすめの本を紹介！親のサポートが合格のカギ

子どもに中学受験を受けさせようか迷っている方も多いのではないでしょうか。

中学受験とはどんなものなのか、どうやって受験勉強に備えていくのかなど、経験が無ければ想像するのは難しいでしょう。

中学受験の成功の鍵は親御さんのマネジメントやサポートです。

この記事では中学受験を検討している、または受験勉強中で子どもの勉強に悩む方に読んで欲しい本を紹介しています。

中学受験の全体像から受験本番に向けた準備、受験勉強に苦戦した際の戦略など、受験合格のために押さえるべきノウハウです。

この記事を読むことで子どもの中学受験の必要性を考え、子どもの中学受験の準備を円滑に進められます。

ぜひ参考にしてください。

中学受験の成功は親のサポートが左右する

中学受験の成功には、親御さんのサポートとマネジメント力が不可欠です。

小学生のうちは、自主的な学習、自分で受験の勉強計画を立てるのが非常に難しいからです。

中学受験に向けての学習計画や日々の学習を管理してあげることが、子どもの受験合格に直結します。

親は子どもの受験合格への道を切り開く重要な役割を担っています。

受験勉強を円滑に進めていくためにも、親子の信頼関係も非常に大切です。

一緒に立てた学習計画を信頼し、安心して勉強に打ち込める体制でなければなりません。

子どもが自分を気にかけてくれている、自分の勉強に関心を持ってくれていると実感できる関係性の構築が鍵です。

中学受験を成功させたい方は、子どもへのサポートを欠かさないようにしましょう。

親御さんに読んでもらいたいおすすめの中学受験本【10選】

中学受験がどんなものか、準備はどうすればいいのか、子どもとどう関わるべきかと悩む方も多いのではないでしょうか。

受験成功において、親がまず中学受験の全体像を掴み、受験に向けた心構えと手引きを勉強することが重要です

しかし、初めての中学受験だと受験事情を把握できず、必要なサポートが分からないため、不安になる場面も多くなります。

中学受験を「受験を考えた時」「受験を決めた時」「受験勉強に苦戦した時」に分けて、参考にして欲しい本10冊を選びました。

受験を考えている方、既に受験に取り組んでいる方は参考にしてください。

中学受験を考える際にまず読んでほしい本4選

子どもの中学受験を考えるために、全体像がイメージしやすい本を選びました。

全体像が掴みやすく読みやすいマンガ形式の本から、中学受験に挑む意味などを考えさせてくれる内容です。

中学受験について親子で話し合うため、参考に取り入れてみてください。

中学受験をしようかなと思ったら読むマンガ 新装版

「私立中」「公立中高一貫」「名門女子中」を目指す家庭、「受験をやめた」家庭のストーリーで、中学受験が疑似体験できます。

4つ異なる家庭環境で、異なる結末が用意されているため、様々な受験記を体験できるのが魅力です。

受験が本格化する小学校中学年～中学校になった受験後エピソードも追加され、中学受験がより分かりやすくなりました。

「中学受験をする子の基準」のコラムもあり、全体像だけでなく具体的な内容も学べます。

マンガでありながら、中学受験をさせる親御さんへの覚悟や責任を学ばせてくれる内容になっています。

二月の勝者 ー絶対合格の教室ー

「中学受験をしようかなと思ったら読むマンガ」の作者である高瀬志帆さんが、中学受験塾を舞台に合格までの現実を描いています。

高校受験が廃止された中高一貫校の増加、首都圏では4人に1人が中学受験する現状での、中学受験の仕組みから戦略を学べます。

塾に通う、様々な生徒の心情描写も描かれており、受験に挑む子ども達が抱くかもしれない苦悩を学べます。

中学受験「必笑法」

子どもに中学受験をさせる意味を考えさせる1冊です。

心理カウンセラーの観点から、親子での中学受験への挑戦自体を「良かった」と笑顔で振り返るための方法が書かれています。

結果ばかりに目が向き、子どもへの関わり方が独善的になりがちな中学受験での、子どもとの関わり方に焦点を向けています。

中学受験に挑む意味を考えさせると同時に、個別の問題に応じた対応方法も具体的に示されており、困った時にも役立つ1冊です。

新装改訂版 中学受験を考えた時に読む本

小学生の学習教育と中学受験について、著者を含めた6名の中学受験指導と探求型学習の専門家などに取材した本です。

「塾や志望校選びのポイント」「スポーツ・習い事との両立」など、中学受験についての多角的な観点と意見が書かれています。

中学受験に反対派の専門家の意見もあり、中学受験をするかどうか迷っている親御さんには手に取ってもらいたい1冊です。

中学受験への心構えを学べる手引き書4選

中学受験の経験が無い場合、受験対策や勉強方法に迷う方も多いのではないでしょうか？

高校、大学受験は基本的に子ども自身で計画と学習を進めますが、小学生の子どもではそうはいきません。

紹介する本は勉強方法から、中学受験をする親御さんに必要な心構え、子どもとの関わり方などの参考となる5冊です。

紹介する本を参考に、親子で中学受験に挑む心構えと準備を進め、実践しましょう。

令和の中学受験 保護者のための参考書

現代の中学受験の全貌について触れ、中学受験について押さえるべき情報が網羅された1冊です。

子どもの中学受験の向き不向き、志望校における共学の男女間の倍率格差、大学合格実勢のからくりなどが書かれています。

受験期での子どもとの関わり方にも触れており、考えるべき内容が凝縮されています。

中学受験で様々な結果を迎えても、子どもが前向きに受け止められるように準備する重要さも学べます。

中学受験は親が9割 最新版

難関中学への2,500人以上の合格実績を誇る家庭教師の著者が描く、情報ゼロの方でも、志望中学への合格過程が分かる1冊です。

家庭教師の経験に裏打ちされた、受験事情、塾選びから学習計画の立て方、親のマネジメントなどについて分かりやすく書かれています。

小学1年〜3年生までの過ごし方や身に付けたい能力も学べるため、中学受験を考えた時にも非常に役立つ1冊です。

内容が非常にシンプルに書かれているため、他の書籍を読む前の入門書としてもおすすめです。

中学受験基本のキ！ 第5版

小学3年生の2月から6年生の受験本番までの学習計画の立て方、学習方法が分かりやすく、中学受験のノウハウが詰まった1冊です。

平日と週末、長期休み中での効果的な学習方法も解説されており、学習方法に悩む方にうってつけです。

豊富な受験情報も魅力で、性別ごとの併願パターンも掲載されており、関東にお住いの家庭は特に参考となります。

大手塾の日能研・四谷大塚・SAPIX・早稲田アカデミーの比較情報もあり、塾選びの参考にも役立ちます。

親と子がやるべき内容が具体的に書かれてあり、これから受験勉強に取り組む、既に真っ只中の親子は是非チェックしてください。

親がやるべき受験サポート

子ども4人を東大合格に導いた受験のカリスマ佐藤亮子さんと、中学受験のプロフェッショナル安浪京子さんの対談形式の書籍です。

ノートの作り方、試験対策、宿題サポート、過去問の取り組み方など、すぐに実践できる具体的な学習ノウハウが学べます。

サポートを通じ、親が勉強を楽しむ姿勢を伝え、親子で楽しみながら受験勉強に挑むために読みたい1冊となっています。

中学受験に悩んだ時に読んでほしい本2選

共働き世帯が増加し、子どもの受験勉強を中々見られず、受験を断念すべきか悩む方もいるでしょう。

また、本格的な受験勉強に取り組んでいるものの、子どもの成績UPに苦戦する親御さんも多いのではないでしょうか。

子どもの中学受験で、それぞれの悩みを持つ親御さんに、読んでほしい2冊を厳選しました。

共働きだからできる中学受験必勝法！

父、母、子の役割分担を明確にし、勉強効率を最大限に高めて、中学受験合格をサポートしてくれる本です。

共働き家庭に合わせた、志望校選び、塾・家庭教師選びと付き合い方、子どもとの関わり方、親御さんの心構えを教えてくれます。

共働き家庭の中学受験を前向きにさせてくれる内容です。

効率的な勉強法やタイムマネジメントは共働きだけでなく、受験勉強に取り組む全ての親御さんの参考にもなる内容です。

予約殺到の東大卒スーパー家庭教師が教える中学受験自走モードにするために親ができること

受験勉強のスタートに出遅れた、子どもが勉強に集中できない、成績が伸びないなどの悩みを抱える親御さんは必読です。

学習についての解説が豊富で、子どもが自ら勉強に向かう「自走モード」にする方法を解説しています。

幼児期や小学校低学年からだけでなく、小学５年生からでも「自走モード」を目指せる方法も伝授してくれます。

子どもの自主性、主体性を育てるためのヒントを得られるため、小さな子どもの持つ親御さんにも役立つ1冊です。

子どもの参考書の選び方とおすすめ参考書

塾や家庭教師だけで補いきれない場合があり、家庭学習での補完が必要な場合もあるのではないでしょうか。

その際に選択肢の多さのあまり、子どもに合った参考書、問題集選びに悩む親御さんも少なくないでしょう。

いくら良い参考書を購入しても、目的や子どもに合ったものでなければ、子どもの学習効率を高めるのは難しいです。

子どもに合わせた参考書の選び方から、中学受験に必須な算数と国語に絞り、おすすめしたい参考書を厳選しました。

参考書の選び方

参考書を紹介する前に、選び方のポイントついて見ていきましょう。

子どものレベルに合っているか

難しい内容の本が必ずしも良いとは限りません。

子どもが基礎の理解でつまづいているのか、より発展性の高い問題を解く段階にあるのかなどのレベルに合わせて選ぶことが重要です。

子どもにとって簡単すぎず難しすぎず、目安は正答率が6割前後となるぐらいの難しさのものを選んであげましょう。

知識のインプット・アウトプットどちらが必要なのか

参考書の利用目的によっても、見るべき箇所が違ってきます。

「インプット」を重視したい場合は、要点や解説内容に力が入れられているかを重視しましょう。

その際、文字だけでなく図や表で視覚的に子どもが内容を掴みやすいかも注目しましょう。

「アウトプット」を重視した場合は、志望校や子どものレベルに合っているかがポイントです。

志望校の出題傾向はもちろん、過去問が載っているものはより実践的な学習ができるのでおすすめです。

子どもが直感的に見やすいか

同じ内容の解説でも色の使い方や、マンガなどを使って解説しているかなど、本によってそれぞれ特徴があります。

見やすいと感じるものは人それぞれなので、子どもが直感的に見やすいものであるかも、考慮してあげましょう。

算数の参考書おすすめ3選

学校では出題されない難しい問題が中学受験では出題されます。

紹介する参考書は中学受験特有の出題傾向を掴んでいきながら、解き方を学習できる3冊です。

基本的な知識や解き方のパターンを把握し、理解することで、過去問を解く際の学習効果をより高められます。

出る順 中学受験算数 覚えて合格する30の必須解法

問題文が1行、もしくは3〜4行までのいわゆる「一行問題」の解き方を出題頻度順に30通り解説してくれています。

計算問題と一行問題で配点が6割を超える学校も少なくないため、算数が不得意な子どもには特におすすめです。

図形問題の解説も豊富で、中学生の数学になってからも役に立つ内容です。

中学受験 すらすら解ける魔法ワザ 算数・図形問題

合格のために正解しておきたい頻出問題を選び、50通りの解き方がまとめられた本です。

知識があっても解き方を知らなければ解答が困難な問題を選び、解説から問題演習に力を入れています。

中学受験算数の基礎知識と、知識の使い方が詳しく解説されており、過去問に取り組む前に使うと効率よく学習できます。

中学入試 塾技100 算数 新装版

塾のカリキュラムに沿って、入試頻出の100通りの解き方を1冊で学べるように凝縮しています。

数学の数式を使えない、小学生の算数の範囲内で解き方を子どもに教える際に、強力な相棒となってくれます。

基本的な問題を定石通りに解説しているので、子どもの復習や受験直前の総復習にも使いやすいです。

国語の参考書おすすめ3選

文章を読み解く力が問われるため、読書はもちろん重要ですが、文章の読み方と解き方のコツを身に付けるのも重要です。

特に記述問題は、自身で答えを考えて文章で答える必要があるため、テクニックを学ぶと同時に問題演習を合わせて行ってください。

今回は中学受験国語の基礎力、応用力UPにおすすめの3冊を厳選しました。

「国語に自信がない」「もっと点数を伸ばしたい」どちらの子どもにも是非おすすめです。

中学受験国語 文章読解の鉄則 増補改訂版

中堅・難関校で必要な「文章の読み方、解き方」「語彙」を惜しみなく1冊にまとめた参考書です。

感覚的に解いていて点数が不安定な子どもも「読解の鉄則」を理解し、実践することで、得点力と安定感を高められます。

灘・開成・麻布・慶応・早稲田などの難関中学の過去問題も網羅しているため、実践的な対策にもおすすめです。

繰り返し読み返しやすく、何度も復習して読解のコツを定着させられます。

中学受験 入塾テストで上位クラスに入る スタートダッシュ 国語

難関校を目指すために、入塾テストで高得点を取り上位クラスに入る重要性とその方法について、解説されている本です。

SAPIX、四谷大塚などの関東難関塾、浜学園を筆頭に関西難関塾の入塾テストにも広く対応しています。

国語の問題文別の解き方も豊富に解説され、入塾試験を意識していないご家庭にも、大いに役立ちます。

解き方だけでなく、熟語や慣用句などの知識問題と模擬テストが収録されており、1冊で国語の学習を総ざらい可能です。

国語ベストチェック 改訂新版

学習内容を語句・文法、文章読解の大分類の中で学習単元を41項目に分け、1日1項目ずつ1か月半で基礎学習が完了できます。

左ページで解説、右に確認問題の形式になっていて、学習の際に非常に見やすいのも特徴です。

本格的な国語の受験対策の基礎固めの1冊としても、受験直前の総復習としても利用できます。

まとめ：中学受験は親御さんのマネジメントと親子の信頼関係が鍵

子どもの中学受験のために、親御さんは3つのポイントを押さえてください。

中学受験の全体像を理解し、子どもにとって本当に必要かどうか
中学受験は親子で挑むもので、子どもへの全力のサポートが必要
親子の信頼関係を築き、子ども性質をよく理解し、勉強方法を選択する

学習計画、塾・家庭教師選び、志望校選び、学習環境作りなど、中学受験は親と子どもの二人三脚で進めていかねばなりません。

準備を完璧にして進めていると思っていても、受験本番までに様々な壁に直面します。

成績の停滞、勉強に集中できない場合など、子どもの意欲を高めたり、勉強を楽しめるように、親御さんの工夫が必要です。

子どもが1人で重圧を抱えず、親子一緒に闘っているという信頼関係によって、安心して受験勉強に立ち向かい続けられます。

中学受験を検討中、受験の真っ只中の方は、今回紹介した本を参考に、親子で受験勉強に取り組みましょう。