これまでは教師が教壇に立ち、生徒が教科書や参考書を用いて学習をするのが一般的でした。
しかし現代では教科書や参考書に限らず、スマートフォンやタブレットなどのデジタルデバイスが普及しています。
現代の小学生はアプリを通じて学習をする機会が増えているのです。
特に学習アプリに関してはさまざまな種類のものがあり、どれを選べばいいかお悩みの方もいるでしょう。
そこで今回は、おすすめの学習アプリと選ぶ際のチェック項目を紹介します。
本記事で紹介する小学生向けのアプリの中から、お子さんにあったアプリを見つけてみましょう。
小学生向け勉強アプリのメリット
小学生向けの勉強アプリにはさまざまなメリットがあります。
- 時間と場所を選ばず学べる
- コストが安く済む
- あらゆる科目を網羅できる
- 自分のペースで進められる
上記に挙げた4つの主なメリットについて詳しくみてみましょう。
時間と場所を選ばず学べる
学習アプリの最大のメリットは、いつでもどこでも学習できることです。
通学中の電車や待ち時間などのスキマ時間にも端末さえあればすぐに学習ができます。
参考書や単語帳がなくても、端末さえ持ち歩いていれば片手で学習ができるのです。
短いスキマ時間でも積み重ねていけば膨大な時間になります。分単位の時間を大切な学習時間に変えてくれるでしょう。
コストが安く済む
塾に通う場合、月謝や授業料、教材費用などが必要で、さらに通学にかかる交通費や時間も検討しなければなりません。
塾に通う際の費用は、年間で見ればかなりの金額になりがちです。
実際、小学生の学習塾や家庭教師、体験学習といった学校外学習に掛かる令和3年度の年間費用は少なくとも24.8万から66.1万と年々増すばかりです。
出典:文部科学省「令和3年度子供の学習費調査の結果について」
一方、小学生向けの学習アプリは、基本無料のものが多くあります。
中には課金や月額料金、年間契約などが発生する有料のアプリもあります。
しかし、多くて月額7~8千円ほどです。
そのため、これらの費用は一般的な塾に比べて著しく低いです。
さらに、アプリを使用するための通学や交通費が不要になるため、送り迎えの手間や家計にかかる負担は大幅に軽減されるでしょう。
あらゆる科目を網羅できる
小学生向けの学習アプリでは、一般的な国語、算数、理科、社会といった単科目に特化したものがそれぞれ用意されています。
また、全科目を1つのアプリで学習できるものまであるので、体系的な学習とそれらの学習進捗の管理もできます。
お子さんの興味のある科目や苦手な科目に絞るなど、学びたい科目に応じた柔軟な学習法の選択が可能です。
自分のペースで進められる
通常の一般的な集団塾では、理解できないまま授業が進んでいくことがよくあります。
そうした中、自分のペースに合わせて学習できるのも大きなメリットでしょう。
勉強アプリは一方通行の授業ではありません。
また、他人の学習進捗に揺さぶられることもありません。
自分のペースで効率よく学習を進めることで理解度の向上につながる上、苦手な科目に焦点を当てて反復学習もできます。
苦手科目の克服もしやすくなるでしょう。
方法次第では、自分のペースで進めるメリットを最大限に享受することができます。
小学生向けアプリのデメリット
素晴らしい機能を備えた小学生向けアプリには多くのメリットがあります。
しかし、下記のようなデメリットも存在します。
- スマホやタブレットの使用時間が増える
- 学習を逸脱して遊んでしまう
- 聞き流してやったつもりになる
メリットだけでなくデメリットの理解も正しいアプリ選びに必要不可欠です。
それぞれチェックしていきましょう。
スマホやタブレットの使用時間が増える
学習アプリの使用によって、スマホやタブレットの使用時間が増える点については留意しなければなりません。
スマホやタブレットを長時間使用すると、目や首などに負担をかけやすくなります。
また、小さな画面を集中して見ることで目のピントを合わせる筋肉が必要以上に緊張し、眼精疲労につながります。
加えて、近視傾向になることも明らかになっています。
そのため、学習アプリの使用前に1日の利用時間や休憩時間などのルールを事前に設定しておくことが重要です。
学習を逸脱して遊んでしまう
デジタルデバイスで学習アプリを使う際、他のアプリに誘惑されたり、SNSの通知に気を取られたりして、学習から離れて遊びに走ることがあります。
さらに、複数のアプリを同時に使用することは、学習への集中力を分散させるため、効果的な学習を阻害する可能性があるのです。
したがって、学ぶ環境を整え集中して取り組めるよう工夫する必要があるでしょう。
学習時間はデバイスで遊ばないよう話し合い、管理機能を備えたアプリを選ぶなどの対策を取りましょう。
聞き流してやったつもりになる
タブレット学習の長所の一つは、子どもの自立心に任せて進められることです。
しかし、一方で問題を適当に聞き流し、間違っていても進められる箇所も多くあります。
適当な解答をする癖が身につくと、知識が不足し、将来的に中学や高校で学習が難しくなるリスクが高まります。
こういった問題を未然に防ぐためには、定期的に子どもがタブレットを使って問題を解く様子を確認することが重要でしょう。
アプリを選ぶときのチェック項目4選
学習アプリを検索してみると、多種多様あらゆる種類のアプリを見つけられます。
しかし、一番重要なのは目的や内容に応じたアプリ選びです。
- 学習の目的を決める
- 学習の内容が合っているか
- アプリにどんな機能が備わっているか
- セキュリティが整備されているか
これらのチェック項目を参考に、子どもに合った適切な学習選びを行っていきましょう。
学習の目的を決める
アプリをどのように使って学習したいのか目的を考えることで、望むアプリの選択肢が明確になります。
勉強アプリは、学習、学習記録、学習管理など、幅広い機能が組み込まれています。
また、アプリを通じて質問できる環境を整えることも可能です。
アプリ選びの際には、具体的な用途や目的を明確にし、それに合った最適な勉強アプリを見つけましょう。
学習の内容が合っているか
学習アプリを選ぶ時に、学年や実力に合ったレベルを選ぶことが非常に重要です。
あまりにも難易度が高いと学習意欲が削がれてしまうでしょう。
また、提供されているアプリの種類もゲーム感覚で学習ができるものから、テキストを解いてオンライン上の先生とやり取りをするもの、あるいは仮想の勉強部屋で誰かと一緒に勉強をし意欲を維持するものなどさまざまです。
子どもの学習スタイルに合わなければモチベーションの低下になります。
学習アプリの使用に移る前に、子どもに合った内容か親御さんの目で学習の内容を前もって確認してあげることが不可欠でしょう。
アプリにどんな機能が備わっているか
学習アプリには、問題を提供するだけでなく勉強をサポートする便利な機能が備わっているものがあります。
たとえば、学習時間を設定できるスケジュール機能が挙げられます。
また、高いゲーム要素を導入するアプリは学習のモチベーションを維持し、長い時間飽きずに学び続けられるような工夫がされています。
アプリの学習内容だけでなく、備わっているサポート機能にも着目してみましょう。
セキュリティが整備されているか
一部のアプリは、安全性を確保するために「チャイルドセーフ機能」を採用しています。
この機能では広告が表示されず、子どもが誤ってクリックしてしまうリスクが軽減されます。
また、kidSAFE認証を取得している学習アプリを選ぶのも良いでしょう。
これは、子どもや家族向けに安全で使いやすいとされるコンテンツに対して与えられる認証です。
安心・安全な環境で学習をするためにも、セキュリティの整備も確認したいところです。
小学生向け無料勉強アプリ5選
スマートフォンやタブレットを利用した「小学生向け勉強アプリ」は、「知育アプリ」とも呼ばれ、勉強が苦手で避けがちになる子どもたちに学習習慣を身につけさせたい親御さんにおすすめのツールです。
有料、無料さまざまあるアプリの中でも無料で始められるおすすめのアプリを厳選してご紹介いたします。
おうちゼミ 1~6年生の学習
紙ベースの学習と授業動画や育成アプリなどのデジタルサポートを結びつける新しい学習体験ができる学習アプリです。
1年分の全教科(国語・算数・理科・社会)が1つのアプリに収録されています。
また、学習をサポートする勉強開始時間をお知らせするタイマーや学習記録のカレンダーなど便利な機能が備わっています。
StudyCast
オンライン自習スペースで一緒に効果的な勉強ができる無料の自習室アプリです。
勉強内容は英語、数学などの科目ごとに自動的に記録され、学習の進捗管理がスムーズに行えます。
また、学校の宿題、予習、復習、定期テスト対策など、目標の学習時間を設定することで日常的に学習習慣を身につけられます。
アプリ内で連携している他の勉強アプリの勉強時間の一括管理も可能です。
ビノバ
「ビノバ」シリーズは、国語、算数、理科、社会、英語の5つの教科に学年ごとに専用のアプリが提供されています。
このシリーズは、多くの可愛らしいキャラクターが登場し、ゲーム性が高くやる気につながります。楽しく学ぶことに重点をおいた学習アプリです。
小学生手書き漢字ドリル1026
教育専門誌や書籍、教育委員会のホームページでも取り上げられている評判の高い漢字学習アプリです。
使い方は非常にシンプルで、出題された漢字を指で書くだけです。
書いた文字は即座に自動認識され、正誤が判定されます。
問題は学年ごとにカテゴリー分けされ通常は1回につき5問の問題全てをクリアすることで、小学校の6年間に学ぶ1,026文字の漢字を習得できます。
プログラミングゼミ
実際に小学校の教材として使われている実用的なプログラミングアプリです。
オリジナルのアニメーションを作成したり、プログラム次第でインタラクティブな要素やゲームを制作できることが特徴です。
使いやすさを重視し、低学年の子どもたちでも抵抗なく操作できるよう、インターフェースはひらがなを中心に構築されています。
また、親御さんには嬉しい、使用時間を制限する機能も備わっています。
まとめ:目的に合ったアプリで楽しく学習してみよう!
無料で使える高クオリティの学習アプリをご紹介しました。
スキマ時間での学習やコストを抑えながらも効果的かつお子さんのペースで進められる学習アプリはメリットが多い分、デメリットもいくつかあります。
デジタルデバイスの長時間にも及ぶ使用は身体的にも負担がかかる上、インターネット環境では誘惑も多くあります。
また、適当に進めることもできてしまうので事前にルール決めをしたり時々見守ってあげたりするなど親御さんの介在も不可欠でしょう。
学習アプリは、使いようによっては短い時間でもお子さんの学習意欲を維持する非常に効果的な学習ツールとなります。
多くの無料アプリが提供されていますので気軽にお試しできます。目的に合った学習アプリを見つけ、楽しみながらお子さんの学習結果を底上げしてみましょう。
HP制作は LOGOHP!がオススメ!
【選択肢はもう、ウチ以外存在しない。】
LOGOHP!(ロゴップ)では月額サーバー代、独自ドメイン代もコミコミで、この先ずーっとわずか月額2,980円。業界を圧倒するWEBサービスです!
▼他にも魅力がたくさん!
- オリジナルロゴ制作込み
- サーバー代・ドメイン代込み
- 業界屈指の納品スピード
- 徹底した保守安全管理
- 安心のアフターフォロー
- 自分好みのドメイン表示 etc…